ハイウェイスター_(曲)とは? わかりやすく解説

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ハイウェイ・スター (曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/12 12:54 UTC 版)

ハイウェイ・スター
ディープ・パープル楽曲
収録アルバム マシン・ヘッド
リリース 1972年3月
録音 1971年 - 1972年
ジャンル ハードロックロック
時間 6分08秒
レーベル パープル
ワーナー
作詞者 イアン・ギラン
作曲者 リッチー・ブラックモア
ロジャー・グローヴァー
ジョン・ロード
イアン・ペイス
プロデュース ディープ・パープル、サイモン・ロビンソン
マシン・ヘッド収録順
ハイウェイ・スター
(1)
メイビー・アイム・ア・レオ
(2)
ミュージックビデオ
「Highway Star」 - YouTube

ハイウェイ・スター」(英題:Highway Star)は、イギリスのハードロックバンドディープ・パープルの楽曲。通算6枚目のスタジオ・アルバムマシン・ヘッド』(1972年)の収録曲として発表された。

概要

メンバーのロジャー・グローヴァーによれば、1971年に彼等がポーツマスへ向かうバスの中で、リッチー・ブラックモアがアコースティック・ギターでGのコードをおさえ、イアン・ギランが即興で歌詞を付けて、この曲が生まれたという[1]

アルバム『マシン・ヘッド』は1971年12月にスイスレマン湖に臨むモントルーモントルー・カジノのステージで、ローリング・ストーンズモービル・ユニットを借りて録音される予定であった。しかしその直前の12月4日に、カジノがフランク・ザッパ率いるザ・マザーズ・オブ・インヴェンションのコンサートで全焼してしまったので、彼等は使用されていないホテルの廊下で録音した(詳細は『マシン・ヘッド#経緯』参照)。

本曲は「スモーク・オン・ザ・ウォーター」「紫の炎」「ブラック・ナイト」などと並ぶ、ディープ・パープルの代表曲に挙げられる。発表当時の第2期のコンサートではオープニング・ナンバーに、第3期のコンサートではアンコールでよく披露された。

詳細

ブラックモアとジョン・ロードは、クラシック音楽の影響を非常に強く受けていた。彼等は本曲の中盤部分でもJ.S.バッハの作品に典型的なコード進行を使用している[注釈 1]

ブラックモアのギター・フレーズにはギタリスト向けのテクニックが多く含まれており、本曲もハードロック、ヘヴィメタルのギター教則本に掲載されることが多い。ガーディアンは本曲が披露されているライブ盤『ライヴ・イン・ジャパン』での彼のギター・プレイを絶賛し、イントロのコードからギター・ソロまで「バッハとジミ・ヘンドリックスの融合」による新しいクラシックを創造したとの記事を掲載した[2]

コンサートでのキーボード・ソロとギター・ソロはほぼ即興で行われる。

カバー

ポイント・ブランク英語版フェイス・ノー・モアメタル・チャーチチキンフットタイプ・オー・ネガティヴバックチェリーストライパー布袋寅泰[3]など、多くのロック・ミュージシャンにカバーされてきた。また、シンプソンズなどのアニメでも、この曲のカバーが部分的に収録されている。日本語直訳ロックの王様が「高速道路の星」という曲名でカバーし、メドレー「深紫伝説」に一部を組み込んだほか[4]、アルバム『王様の恩返し』に曲全体を直訳した「高速道路の星(完全版)」を収録している[5]

中でも栗コーダーカルテットによるカバーは一線を画した異色なもので、ウクレレリコーダーの音色を中心としたインストゥルメンタル曲となっている。

NHKのテレビ番組『ディープピープル』のタイトル表示の際に、2011年まで使用された。また、スズキ・ワゴンR RR-DIのCM曲にも使用されている。

脚注

注釈

  1. ^ 第3期の「紫の炎」(1974年)でもバッハのコード進行を引用している。

出典

関連項目


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