ノートルダムの曲芸師とは - わかりやすく解説 Weblio辞書

ノートルダムの曲芸師

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/03/28 23:55 UTC 版)

『ノートルダムの曲芸師』（ノートルダムのきょくげいし、フランス語: Le jongleur de Notre-Dame）は、ジュール・マスネが作曲した全3幕からなるフランス語のオペラで、ミラクル（奇蹟劇）と銘打たれている。『聖母の曲芸師』、『ノートルダムのジョングルール』とも表記される。リブレットはアナトール・フランスの小説集『真珠の箱（フランス語版）』（1892年）^{[注釈 1]}の中の一編の短編小説『ノートルダムの曲芸師』に基づいて、モーリス・レナ（英語版）により作成された。1902年 2月18日にモンテカルロ歌劇場にて初演された^[1]。女声だけのプッチーニの『修道女アンジェリカ』と対照的に男性修道院での奇蹟の話で、宗教的雰囲気の中で深く胸に迫る感動を覚えさせる曲である^[2]。

脚注

注釈

^ 『螺鈿の手箱』とも表記される。
^ ガンズブールは作曲家でもあり、プロデューサーでもあった。1893年から1951年まで長期間に亘り、同歌劇場の監督を務めた。彼の監督下において同歌劇場はリスクを冒すことを躊躇せず、フォーレの『ペネロープ』、プッチーニの『つばめ』、ラヴェルの『子供と魔法』、マスネの『ドン・キショット』、『クレオパトラ（フランス語版）』、『テレーズ（英語版）』、『シェリュバン（英語版）』、『ローマ（英語版）』、『アマディス（英語版）』などを上演した^[12]。