ネナ・チェリーとは? わかりやすく解説

ネナ・チェリー

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/18 06:41 UTC 版)

ネナ・チェリー
Neneh Cherry
ネナ・チェリー(2014年、ポーランドにて)
基本情報
出生名 Neneh Marianne Karlsson
別名 Black Madonna
生誕 (1964-03-10) 1964年3月10日(61歳)
出身地  スウェーデン
ジャンル ポストパンク
ニュー・ウェイヴ
アシッド・ハウス
トリップ・ホップ
ヒップホップ
レゲエ
エレクトロニカ
職業 シンガーソングライター、ラッパー、DJ
レーベル ヴァージン・レコード
共同作業者 エイドリアン・シャーウッド
スリッツ
ニュー・エイジ・ステッパーズ
リップ・リグ&パニック
フロート・アップ・CP
ワイルド・バンチ
マッシヴ・アタック
ボム・ザ・ベース
ギャング・スター
ユッスー・ンドゥール
イーグル・アイ・チェリー
トリッキー
ゴリラズ
フォー・テット
公式サイト http://www.nenehcherry.co.uk/
ネナ・チェリー(1996年、ウィーンにて)

ネナ・チェリーNeneh Cherry1964年3月10日 - )は、スウェーデンストックホルム出身の歌手。継父にフリー・ジャズトランペッタードン・チェリーを持つ。イーグル・アイ・チェリーは、異父弟にあたる。前夫は、元ポップ・グループブルース・スミス。1984年にモーガン&マクヴィのキャメロン・マクヴィと再婚している。娘にシンガーのメイベルがいる[1]

略歴

1964年、シエラレオネ共和国出身のパーカッショニストで父のアーマドゥ・ジャーとテキスタイルコラージュの作家として知られる、母モキ・チェリーの間に生まれる。

1980年にイギリスロンドンへ移住。

ニュー・ウェイヴポストパンクのグループ、スリッツニュー・エイジ・ステッパーズリップ・リグ&パニック、フロート・アップ・CPに参加する。

1986年、菊池武夫のファッションショーの出演に伴い、モデル、スタイリスト、フォトグラファーから構成された集団「BUFFALO」のメンバーとして、ワイルド・バンチと共に日本ツアーが行われた[2][3]

1988年、シングル「Buffalo Stance」が、全米チャート(Billboard Hot 100)第3位、全英シングルチャート(ミュージック・ウィーク)第3位のヒットを記録した。

1989年、ファースト・アルバム『ロウ・ライク・スシ』をリリース。シングル「Manchild」は、全英チャート第5位を、シングル「Kisses on The Wind」は、全米チャート第8位を記録した。「Manchild」は、マッシヴ・アタックのロバート・デル・ナジャ(3D)が作曲している。

1990年、ブリット・アワードの「Best Single」と「Best Female Vocalist」を受賞。コール・ポーターのトリビュート・アルバム『Red, Hot & Blue』からシングルカットされた「I've Got You Under My Skin」[4] は、ジャングル・ブラザーズをプロデューサーに迎えて制作され、全英チャート第25位を記録した[5]

1991年、マッシヴ・アタックのデビュー・アルバム『ブルー・ラインズ』に参加[6]

1992年、R.E.M.マイケル・スタイプギャング・スターが参加したセカンド・アルバム『ホームブルー』をリリースした[7]

1994年、ユッスー・ンドゥールと共演したシングル「7 Seconds」は、全仏チャート(SNEP)、スイス・チャート第1位[8]、全英チャート第3位を記録した[9]。同曲は、MTV・ヨーロッパ・ミュージック・アワードにおいて「Best Song(最優秀楽曲賞)」を受賞している[10]

1995年には、プリテンダーズクリッシー・ハインドシェールエリック・クラプトンらと共演したシングル「Love Can Build a Bridge」が、全英チャート第1位を記録した。また、マーヴィン・ゲイのトリビュート・アルバム『マーヴィン・ゲイ・トリビュート (Inner City Blues The Music Of Marvin Gaye)』に収録された「Trouble Man」がシングル・カットされた[11]

1996年、サード・アルバム『マン』からシングルカットされた「Woman」は、全英チャート第9位を記録[12]

2005年、ゴリラズのアルバム『ディーモン・デイズ』に参加[13]。夫のキャメロン・マクヴィとサーカス (CirKus)を結成した。

2012年、フリージャズのグループ、ザ・シング (The Thing)と共にアルバム『ザ・チェリー・シング』をリリースした[14]

2014年、フォー・テットをプロデューサーに迎えた4thアルバム『ブランク・プロジェクト』をリリースした[15]

2018年、フォー・テットとロバート・デル・ナジャ(3D)をプロデューサーに迎えた5thアルバム『ブロークン・ポリティクス』をリリースした[16]

2022年、THE FACEが作成したドキュメンタリー「Neneh Cherry documentary with Honey Dijon, Zadie Smith, Robyn and Dick Jewell」をYouTubeで公開[17]

2024年、自伝「A Thousand Threads: A Memoir」を出版[18]

ディスコグラフィ

スタジオ・アルバム

  • 『ロウ・ライク・スシ』 - Raw Like Sushi (1989年)
  • 『ホームブルー』 - Homebrew (1992年)
  • 『マン』 - Man (1996年)
  • 『ブランク・プロジェクト』 - Blank Project (2014年)
  • 『ブロークン・ポリティクス』 - Broken Politics (2018年)

リミックス・アルバム

  • Remixes (1997年)
  • 『ブランク・プロジェクト・リミキシーズ』 - Blank Project Remixes (2014年)
  • The Versions (2022年)

コラボレーション・アルバム

サーカス (CirKus)

  • Laylow (2006年)
  • Laylower (2007年) ※リミックス・アルバム
  • Medicine (2009年)

ネナ・チェリー&ザ・シング

  • 『ザ・チェリー・シング』 - The Cherry Thing (2012年)
  • 『ザ・チェリー・シング・リミキシーズ』 - The Cherry Thing Remixes (2012年) ※リミックス・アルバム

リップ・リグ&パニック

  • 『ゴッド』 - God (1981年)
  • 『アイ・アム・コールド』 - I Am Cold (1982年)
  • 『アティテュード』 - Attitude (1983年)

出典

参考文献

  • アルバム『ロー・ライク・スシ』東芝EMI・日本盤ライナーノーツ

外部リンク





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