ニセクロスジギンポとは? わかりやすく解説

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ニセクロスジギンポ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/24 02:35 UTC 版)

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ニセクロスジギンポ
ニセクロスジギンポ
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
亜綱 : 新鰭亜綱 Neopterygii
上目 : 棘鰭上目 Acanthopterygii
: スズキ目 Perciformes
亜目 : ギンポ亜目 Blennioidei
: イソギンポ科 Blenniidae
: クロスジギンポ属 Aspidontus
: ニセクロスジギンポ A. taeniatus
学名
Aspidontus taeniatus
Quoy & Gaimard, 1834
英名
False cleanerfish

ニセクロスジギンポ学名Aspidontus taeniatus)は、スズキ目ギンポ亜目イソギンポ科に属する魚類の一種。ホンソメワケベラベラ亜目ベラ科)とよく似た形態をもつことで知られる。

分布

ニセクロスジギンポは西部太平洋から東部インド洋にかけての熱帯域に分布し、日本では相模湾以南の沿岸域で普通にみられる[1]。浅い海の岩礁やサンゴ礁で暮らす遊泳魚で、雌雄のペアで行動することも多い。

形態

本種の体型や体色は、掃除魚として知られるホンソメワケベラLabroides dimidiatus)と類似する。ホンソメワケベラは他の魚の周囲を泳ぎ回り、体表に付着したウオジラミなどの寄生虫捕食する習性がある。ニセクロスジギンポはホンソメワケベラに擬態することで、大型魚に捕食されることなく安全に接近し、皮膚をかじりとって食べてしまうことがある。両者の鑑別点の一つとして口の開き方があり、ホンソメワケベラの口はの先端に位置するのに対し、ニセクロスジギンポはやや下向きに開口する[1]

ニセクロスジギンポは全長12cmほどに成長する。背鰭は10-12本の棘条と26-28本の軟条で構成される。臀鰭は2棘25-28軟条。

出典・脚注

  1. ^ a b 『日本の海水魚』 p.567

関連項目

参考文献

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