ナラヤナンの登場について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/21 22:57 UTC 版)
「不可触民」の記事における「ナラヤナンの登場について」の解説
1997年には、大統領が誕生した。コチェリル・ラーマン・ナラヤナン第10代インド共和国大統領である。ナラヤナンは、1921年にインド南部のケーララ州で不可触民の家に生まれたが、苦学の末に大学をトップで卒業し、イギリスのロンドン・スクール・オブ・エコノミクスに留学した人物である。この後、教師やジャーナリストを経てインド外務省に入省、中国大使や米国大使などを歴任した。日本の勤務経験もある親日家である。1984年、下院議員選挙にインド国民会議派から立候補し、当選を果たした。ナラヤナンは、1997年から2002年まで大統領職にあった。 2017年に就任した第14代大統領ラーム・ナート・コーヴィンドもダリット出身である。 また大衆社会党のマヤワティ党首はダリット出身女性でありながら、デリー大学卒業後、政界入り。インドでも最大の人口を抱えるウッタル・プラデーシュ州で選挙に勝ち、4度州首相となっている。その他にもダリット出身の著名人では、バラクリシュナン最高裁判所長官やインド人民党のラックスマン総裁などがいる。
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