ナチス党指導下のドイツの国家社会主義指導将校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 15:16 UTC 版)
「政治将校」の記事における「ナチス党指導下のドイツの国家社会主義指導将校」の解説
1943年11月22日、アドルフ・ヒトラーはドイツ国防軍に対するイデオロギー支配の強化が戦局を転回するとして、国防軍部隊に国家社会主義指導将校(ドイツ語: Nationalsozialistischer Führungsoffizier、NSFO)を配置する制度を導入した。7月20日事件以降には海軍にも配置され、ナチ党による国防軍支配が強化された。 NSFOはナチ党の審査・承認を経た上で任命されたものの、国防軍の将校団から選抜された軍人であるという点で、他国の政治将校とは異なる存在であった。師団以上のレベルでは常勤のNSFOが指揮官に直属したのに対し、連隊・大隊レベルでは一般将校が本来業務と兼務、中隊レベルでは指揮官が兼務する形をとった。1944年の年末時点で、NSFOとなる教育を受けた将校は常勤者で約1100名、非常勤(兼務)者で約4万7000名を数えた。
※この「ナチス党指導下のドイツの国家社会主義指導将校」の解説は、「政治将校」の解説の一部です。
「ナチス党指導下のドイツの国家社会主義指導将校」を含む「政治将校」の記事については、「政治将校」の概要を参照ください。
- ナチス党指導下のドイツの国家社会主義指導将校のページへのリンク