ドン・キホーテによる買収
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 13:55 UTC 版)
「ダイシン百貨店」の記事における「ドン・キホーテによる買収」の解説
建て替えの時期に規模縮小を余儀なくされたが、その際近隣に相次いで開店したスーパー(オオゼキ・まいばすけっと等)に押される形で2012年1月期には売上高が51億円と大幅に減少した。2012年に新館がグランドオープンし、売上げ減少には一定の歯止めがかかったものの、社会的弱者に優しい店舗作り・品揃えを加速させたことでむしろ、半径500m以内、シェア100%主義というスローガンとの乖離が生じて若年層の客離れを招く結果となり大幅な回復には至らず、新建屋の建築費用や金利負担などがそのままのしかかる形で2016年1月期には8000万円の赤字を計上するなど慢性的な赤字体質からの脱却は困難な情勢となっていた。 このため社長の西山敷は2014年に経営権をドン・キホーテグループ系列の投資ファンド日本アセットマーケティングに売却。新経営陣は営業時間を他のドン・キホーテ店舗と同一にするなど徐々に店舗運営ノウハウをドン・キホーテのものに移行したうえで、2016年にはドンキホーテホールディングスがダイシン百貨店の経営権を直接獲得。5月8日には「ダイシン百貨店」の屋号としての営業を終了・閉店した。
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