ドワーフエジプシャンマウスブルーダー

熱帯魚写真館

ドワーフエジプシャンマウスブルーダー

通称：ドワーフ・エジプシャン・マウスブルーダー

学名：Pseudocrenilabrus multicolor multicolor (Schoeller, 1903)

分布：ナイル川下流域

サイズ：約６～８ｃｍ

水温：２０～２４度（２０～３２度）

ｐＨ：６．８～７．２（５．０～８．０）

水温、ｐＨは最適な値と共に、（）の中にある値は飼育可能な適応範囲を表しています。
熱帯魚は生き物ですので、数値はあくまで参考程度としてお考えください。

特徴

ドワーフ・エジプシャン・マウスブルーダーはアフリカ河川産のシクリッドとして古くから知られているシクリッドの一つです。 単にエジプシャンマウスブルーダーと呼ばれることも多く、派手な魚ではありませんが、口の中で子育てをする 特殊な子育ての方法(マウスブルーディング)が名前の由来になっている魚です。

マウスブルーダータイプのシクリッドでは温和な性格で繁殖は容易に行えるため、入門種として最適です。 小型で温和なため、30cmほどの水槽でも飼育・繁殖を楽しむことができます。 よく似た種類にブルーリップ・エジプシャン・マウスブルーダーと言う種類がおり、ハイブリッドと思われる個体も流通しています。

飼育について

オスは産卵のためにすり鉢状の巣を作るため、有茎水草などは抜かれてしまう恐れが多いため、 アヌビアスなど、流木や石に活着させたり、鉢植えにして入れると良いでしょう。 水質は中性付近の中降水を好みますが、基本的にはあまり水質に気にすることなく飼育できます。 マウスブルーダータイプのシクリッドとしては温和なほうですが、あまり狭い水槽で充分なシェルターが ないと弱い個体が追いかけられて弱る場合があるので注意が必要です。

稚魚は大きく、最初からブラインシュリンプを食べ育てるのは容易だと言えます。　 小さな水槽でもペアのみの飼育を行えば微笑ましい子育ての姿を楽しめる魚です。