ト調とは? わかりやすく解説

ト調

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/13 17:01 UTC 版)

小クラリネット」の記事における「ト調」の解説

記音完全5度高い音が出るト調クラリネットは、もっぱらシュランメル音楽用いられるウィーンでは picksüßes Hölzl (甘い小さな木の棒の意)とも呼ばれるシュランメル音楽においては、2本のヴァイオリンコントラギター(シュランメルギター)に、ト調クラリネットかクノップハーモニカ(ボタンアコーディオン)のいずれかが加わるシュランメル・カルテットや、両方が加わるシュランメル・クインテットの編成利用される演奏者によっては、シュランメル兄弟活躍した頃のウィーンではコーアトーン(ドイツ語版)が採用されていたとの研究に基づき変イ調クラリネット用いて半音高い音で(弦楽器調弦そのまま楽譜半音高く読み替えて)演奏するケースもある。佐伯はコーアトーンのト調クラリネットイタリア渡り変イ調クラリネットとして扱われるようになった可能性示唆している。

※この「ト調」の解説は、「小クラリネット」の解説の一部です。
「ト調」を含む「小クラリネット」の記事については、「小クラリネット」の概要を参照ください。

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