トンボ亜目一般
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/15 09:22 UTC 版)
トンボ亜目のヤゴは、体は太短く、あまり体をくねらせて泳いだりはしない。腹部末端には尾肢などが刺状の突起の束となっている。外には鰓がなく、呼吸は直腸の内側に皺状の突起となっている気管鰓で行う。呼吸のための水は肛門から吸い込み、また肛門から吹き出す。この水の噴出を使って、ジェット推進の要領で素早く泳ぐこともできる。外見は、下位グループ毎にかなり違っている。 サナエトンボ科・(ムカシトンボ科) 一般に細長い体でやや扁平、足は短め。砂や泥にもぐるものが多く、動きはにぶい。中でもコオニヤンマの幼虫は腹部が団扇状に広がる上、触角も団扇のようになった特異な姿である。 ムカシヤンマ科・オニヤンマ科 円筒形で長い体、足は長くない。全身に短い毛がはえている。 ヤンマ科 円筒形で、頭と胴の間がややくびれる。頭は丸くて、目が大きい。全身が滑らかなものが多い。動きは俊敏な方。 エゾトンボ科 体は扁平で前後に短い。足が長く、アシダカグモか何かのように見えるものがある。 トンボ科 中庸なヤゴ。体は楕円形くらい、やや扁平。足はそこそこか、やや長い。
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