トロー城
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/24 14:39 UTC 版)
トロー城は島全体に広がる要塞である。現在、行政上はプルエゾックに属する。この要塞は、イングランド軍のモルレー川河口侵入を防ぐため、1542年にモルレー市民によって建設された。 ジャン・シメオン・ギャランジョーによって建設され、1689年にヴォーバンが砲郭とした。この要塞は、フランス革命時代とパリ・コミューン以後に刑務所として使われた。オギュスト・ビアンキはトロー城に投獄されていたことがある。 刑務所が閉じられてから、民間人の別荘や、海洋学校の校舎として使われたが、1980年代には修繕されないまま打ち捨てられていた。モルレー商工会議所と近隣9コミューンが改修し、現在はカランテックから船で容易に往来が可能になった。 接岸すると、波で階段はびしょぬれで、跳ね橋を渡って島に上陸する。軍の一団が駐屯した古い部屋や、ダンジョン、アーチ型セラーを見ることができる。屋上に出ると、モルレー湾全体のパノラマが楽しめる。
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