トレード環境
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 08:12 UTC 版)
マルチモニター 特定銘柄に常駐してトレードする場合には不要であるが、デイトレードでは僅か数秒~数分の間に、様々な情報を見て、発注操作をしなければならないため、複数のモニターを使う事が多い。これをマルチモニターと言い、2台ならデュアルモニター、3台ならトリプルモニターと言う。モニターを増やすとその分集中力が下がるのでPCの操作を熟練している者には1台で十分な場合もある。監視銘柄が大量にある場合、アクセス速度の低下を回避するためモニターの台数は増える傾向にある。 複数台のパソコン 上記のマルチモニター化するにあたり考慮すべきなのは、2~3台のパソコンで使うことである。現在のチャートソフトでは、一台のパソコンではソフトを複数起動する事ができない場合が多い。そのため、複数のパソコンを使用するトレーダーが多い。 チャートソフト 証券会社が提供する独自ソフト。分足チャートや板情報をリアルタイムに表示する。デイトレーダーはこれらのソフトを使うため各社が個性的なソフトを提供している。SBI証券の「HYPER SBI」や楽天証券の「マーケットスピード」、松井証券の「ネットストックトレーダー」がその代表例である。 RSS リアルタイムスプレッドシートの略。楽天証券、岡三オンライン証券が提供している、株式情報のプログラムデータ。エクセル上で動作し、自分の好きなようにカスタマイズする事で、自分にあった情報を表示させる事ができるようになる。 DDE Dynamic Data Exchangeの略。ドットコモディティ、北辰物産、エース交易が提供している、商品情報のプログラムデータ。開発元がフラクタルシステムズでエクセル上で動作し、自分の好きなようにカスタマイズする事で、自分にあった情報を表示させる事ができるようになる。 スマートフォン、携帯電話 金融商品取引業者、商品先物取引業者によっては、スマートフォンのアプリや携帯電話のネット機能を利用して、サービスを提供している会社も多い。簡単なチャートを見たり、売買発注したりする事ができる。兼業トレーダーには会社の勤務時間中にトイレ等に隠れて携帯で売買指示を出す者がおり、こういった者を揶揄する「トイレトレーダー」という造語が生まれた。
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