トルコ共和国の軍服
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/23 02:37 UTC 版)
「軍服 (トルコ)」の記事における「トルコ共和国の軍服」の解説
第一次世界大戦後、ムスタファ・ケマル・アタテュルクを指導者とするトルコ革命により、1922年にスルタン=カリフ制が廃止されてオスマン帝国は終焉し、翌23年にトルコ共和国が成立した。このような変革にともない、かつて洋式軍制・軍服の導入にともなってターバンに取って代わる形で導入されたフェス帽は、軍服においては世界各国と共通のつばつきの軍帽に取って代わられたのである。 軍帽以外の点については、トルコ共和国の軍服は、建国当初はオスマン帝国時代末期の傾向を引き継いで、上着の折襟仕立て、肩章、長靴等にドイツ軍の影響をとどめていた。 第二次世界大戦後、西側陣営の一員としてNATOにも加盟したトルコ軍の軍服は、概ねアメリカ軍に近いものとなっている。トルコ軍の軍服の形式はソ連が崩壊し独立した後のアゼルバイジャン軍でも2000年に採用された。 共和国成立後のケマル・アタテュルクとトルコ軍将校。フェス帽が廃止され、ケマルはシルクハット、軍人はつばつき軍帽を着用している。
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