デビューの背景
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 07:52 UTC 版)
「ティファニー (アメリカの歌手)」の記事における「デビューの背景」の解説
そもそも彼女がこの世界に入るきっかけとなったのは14歳の時、ショッピングモールで買い物をしているところを音楽プロデューサーのジョージ・トビン(en:George Tobin)にスカウトされたという日本的なパターンだった。幸い彼女は小さいころから歌手になることだけが夢で毎日ラジオを聴きながら好きな歌手のマネばかりしていた音楽少女だった。 アルバム『TIFFANY』は放課後や休日を利用して1年がかりで録音した約40曲の中からベストの10曲を選んで完成させている。その中にはトミー・ジェイムス&ザ・ションデルスの「ふたりの世界」、ビートルズの「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」(タイトルおよび歌詞は「アイ・ソー・ヒム・スタンディング・ゼア」に変更)といったカバー・ソングもある。ティファニーは「私が生まれる前のヒット曲で、ジョージ・トビンが選んでくれた曲なんだけど、古い歌を歌っている感覚がまったくなかった」という無心さが、はつらつとした魅力の作品に仕上がった要因と言える。 また、彼女のボーカルスタイルにはフリートウッド・マックのスティーヴィー・ニックスを意識した面やカントリー系の女性歌手に通じる魅惑的な声と色気の持ち主でもあるので、スローからミディアム・テンポの曲となると、大人びた表情を見せるのも興味深い。 ショッピングモール・ツアーについて彼女は「まだまだ私には大きなステージは無理」と、小さな街のショッピングモールを地道にツアーしてまわる冷静さも彼女の成功につながった理由のひとつである。
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