ディッタースドルフ
【英】：Dittersdorf, Carl Ditters von
[オーストリア]
1739～1799
１２歳でオーストリアの宮廷に入り、そこでヴァイオリンと作曲を学び、ウィーンの宮廷劇場楽団員となった。各地の司教に仕えながらヴァイオリン演奏、作曲を行い、あらゆるジャンルにわたって多くの作品を残した。現在は演奏される機会が多いとはいえないが、当事の古典派のスタイルが生き生きと表れている。最も成功した作品はジングシュピール「医者と薬剤師」（1786）。イタリア・オペラやフランスのオペラ・コミックなど外国のオペラが人気を得る中でドイツ語の語り、劇、アンサンブル的要素が強められたジングシュピールがウィーンでは流行した。このような流れがあったからこそ後のモーツァルト「魔笛」が生まれたということもでき、ディッタースドルフは時代的にハイドンとモーツァルトの間に位置する、まさに古典派を生きた作曲家と言うことができよう。
ディッタースドルフ
名前 Dittersdorf
ディッタースドルフ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2014/10/24 01:30 UTC 版)
ディッタースドルフ (Dittersdorf)
- ドイツ語圏の地名および旧ドイツ語名。
- ドイツ・テューリンゲン州のディッタースドルフ。(Dittersdorf)
- モラヴィア・シレジアでは以下のものがある。
- （参照Místní rejstřík）
- Dětřichov nad Bystřicí （ブルンタール県）
- Dětřichov （オロモウツ県）
- Dětřichovice （ブルンタール県）
- Větřkovice u Vítkova （オパヴァ県）
- 作曲家・バイオリン奏者はカール・ディッタース・フォン・ディッタースドルフを参照。
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