ディグイットとは? わかりやすく解説

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ディグ・イット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/06 01:15 UTC 版)

ビートルズ > 曲名リスト > ディグ・イット
ディグ・イット
ビートルズ楽曲
収録アルバム レット・イット・ビー
英語名 Dig It
リリース 1970年5月8日
録音
ジャンル ロック
時間
  • 51秒(『レット・イット・ビー』収録テイク)
  • 4分24秒(『Get Back』収録テイク)
  • 8分20秒(フル・バージョン)
  • 15分5秒(ジャム)
レーベル アップル・レコード
作詞者
作曲者
  • ジョン・レノン
  • ポール・マッカートニー
  • ジョージ・ハリスン
  • リチャード・スターキー
プロデュース フィル・スペクター
レット・イット・ビー 収録曲
アイ・ミー・マイン
(A-4)
ディグ・イット
(A-5)
レット・イット・ビー
(A-6)

ディグ・イット」(Dig It)は、ビートルズの楽曲である。1970年に発売された12作目のイギリス盤公式オリジナル・アルバム『レット・イット・ビー』に収録された。ジョン・レノンポール・マッカートニージョージ・ハリスンリンゴ・スター(リチャード・スターキー名義)のメンバー4人の名前が作者クレジットに入っている数少ない楽曲の1つ。1969年5月にグリン・ジョンズがミキシングした段階では演奏時間が3分59秒となっていたが、発売されたバージョンでは演奏時間が大幅に短くなった[1]

レコーディング

1969年1月24日[2]、26日[3]、27日[4]、28日[5]、29日[6]アップル・スタジオで行なわれたアルバムのセッションで、「ディグ・イット」の2つのバージョンを演奏した[7]

1月24日に録音されたテイクは、「Can you dig it, yeah?」という歌詞をフィーチャーしたもので、アレンジはスライドギターを中心としたブルージーなものだった[7]。1月26日に録音されたテイクは、アルバム『レット・イット・ビー』に49秒の断片として収録されたもので、レノンが6弦ベースリード・ボーカル、マッカートニーがピアノ、ハリスンがリードギター、スターがドラムビリー・プレストンオルガンジョージ・マーティンシェイカーを演奏している[7]。この様子は、ドキュメンタリー映画『レット・イット・ビー』でも確認できる[7]

1970年3月27日、フィル・スペクターはアルバムのミキシングを行なった[7]。スペクターは、本作の1月26日のテイクの8分52秒から9分41秒までの部分を抜粋して使用した[7]。アルバム収録テイクの最後にスペクターは、レノンの「That was 'Can you dig it' by George Wood and now we'd like to do 'Hark The Angels Come'!(ジョージ・ウッドの『キャン・ユー・ディグ・イット』でした。お次は『ほら、天使がやって来る』を演奏したいと思います!)[8]」という語りを加えた[7]。このレノンの語りは、1月24日に録音されたもの[2]

2003年に発売された『レット・イット・ビー...ネイキッド』では、「マギー・メイ」と共に収録曲から外されているが[9]、同作のボーナスCD「フライ・オン・ザ・ウォール」に別テイクを抜粋した音源が「キャン・ユー・ディグ・イット?」(Can You Dig It?)というタイトルで収録されている[10]

クレジット

※出典[7]

なお、フルバージョンでは、マッカートニーとハリスンもボーカルを担当しているほか、マッカートニーの娘であるヘザーもボーカルで参加している[11]

カバー・バージョン

ライバッハは、1988年に発売したアルバム『Let It Be』で、「ディグ・イット」をカバーした[12]

脚注

[脚注の使い方]

出典

参考文献

  • Sulpy, Doug; Schweighardt, Ray (1997). Get Back: The Unauthorized Chronicle of the Beatles' Let It Be Disaster. New York: St. Martin's Griffin. ISBN 0-312-19981-3 
  • Gregory, Chris (2008). Who Could Ask for More?: Reclaiming The Beatles. Plotted Plain. ISBN 0-9557-5120-9 
  • Guesdon, Jean-Michel; Margotin, Philippe (2014). All The Songs: The Story Behind Every Beatles Release. Running Press. ISBN 1-6037-6371-6 
  • MacDonald, Ian (2005). Revolution in the Head: The Beatles' Records and the Sixties (Second Revised ed.). London: Pimlico (Rand). ISBN 1-84413-828-3 
  • Womack, Kenneth (2009). The Cambridge Companion to the Beatles. Cambridge University Press. ISBN 1-1398-2806-1 
  • Womack, Kenneth (2014). The Beatles Encyclopedia: Everything Fab Four [2 volumes]. ABC-CLIO. ISBN 0-3133-9172-6 

外部リンク


ディグ・イット (Lennon-McCartney-Harrison-Starkey)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 14:30 UTC 版)

レット・イット・ビー (映画)」の記事における「ディグ・イット (Lennon-McCartney-Harrison-Starkey)」の解説

アルバムには数十秒にカットされているが、もともとは十数分もの長いであった映画では4分程度編集ジョン6弦ベースコード弾きしながらアド・リブで歌う。ジョージ・マーティンショーカリョ振って演奏参加している。1月26日収録

※この「ディグ・イット (Lennon-McCartney-Harrison-Starkey)」の解説は、「レット・イット・ビー (映画)」の解説の一部です。
「ディグ・イット (Lennon-McCartney-Harrison-Starkey)」を含む「レット・イット・ビー (映画)」の記事については、「レット・イット・ビー (映画)」の概要を参照ください。

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