ディグイット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/30 05:10 UTC 版)
ディグイット | |
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ジャンル | スポーツ(バレーボール)[1] |
漫画 | |
作者 | ヨシダ。 |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | 月刊アフタヌーン |
レーベル | アフタヌーンKC |
発表号 | 2025年6月号 - |
発表期間 | 2025年4月24日[1] - |
巻数 | 既刊1巻(2025年8月22日現在) |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画 |
ポータル | 漫画 |
『ディグイット』(英語: Dig It)は、ヨシダ。による日本の漫画作品。『月刊アフタヌーン』(講談社)にて、2025年6月号(2025年4月24日発売)[注釈 1][1]。より連載されている[1]。
あらすじ
元バレー日本代表のエースを父に持つ獅子谷岳は中学のクラブでエースを担っていたが、アタッカーとしてうまく機能していなかった。そんな中、息子岳の練習を見に来た獅子谷慧はアタッカーとしての凄まじい才能を持つノボルと出会ったことで彼を日本一のバレー選手にすると宣言して親子は袂を分かつ。岳は新しいポジションに挑戦して父とノボルを倒すと誓う。
登場人物
羽海野高校
岳らが通う静岡の県立高校。元々バレー部は無名だったが、赴任した京極が顧問になり県大会ベスト4に進出する。
バレー部
- 獅子谷 岳(ししや がく)
- 声 - 小野賢章(1巻発売記念PV[2])
- 主人公[1]。高校1年生。ポジションはリベロ。チームメイトからガクと呼ばれている。元バレー日本代表のエースアタッカーであった父慧に憧れていたが、中学時代そのギャップにとらわれてアタッカーとして上手くいかなかった。父親がチームメイトのノボルに片入りして自分の扱いを知ったことで失望する。中学卒業の際、世界一のリベロになると宣言し、父のスパイクを拾って自信をつける。羽海田高校進学後は、顧問の指導を受けながら成長していく。
- 百田 葵(ももた あおい)
- 高校1年生。ポジションはアウトサイドヒッター。自己紹介でリベロに転向すると言った岳のことをよく思ってなかったが、合同練習を通して認める。
- 鼓 遥仁(つつみ はるえ)
- 高校1年生。金髪。オールラウンダーで中学時代はリベロ以外のポジション経験がある。現役時代の慧の大ファンだったこともあって、始業式でその息子の岳に絡む。
- 長尾 乙輝(ながお いつき)
- 高校3年生。白髪。キャプテン。ポジションはミドルブロッカー。グラビアが好きでめんどくさがり。
- 堀 竜矢(ほり りゅうや)
- 高校3年生。眼鏡。副キャプテン。ポジションはセッター。乙輝に甘い。
- 皆口 秤(みなぐち しょう)
- 高校3年生。茶髪。ポジションはアウトサイドヒッター。チームメイトからミナと呼ばれている。家族が中華屋をやっている。
- 八木 斗真(やぎ とうま)
- 高校2年生。染髪。ポジションはミドルブロッカー。
- 牛塚 晴瀬(うしづか はるせ)
- 高校2年生。ポジションはアウトサイドヒッター。
- 鳩崎 天基(はとざき てんき)
- 高校1年生。染髪。ポジションはアウトサイドヒッター。身長は低いがその分ジャンプ力に定評がある。
- 小森 洋太(こもり ようた)
- 高校3年生。マネージャー。運動神経はないが数字を使った分析力にかけていることで京極からバレー部にスカウトされる。
- 京極 十南(きょうごく となみ)
- 39歳。白髪。顧問。元バレー日本代表のリベロ。部員たちの成長のため様々なノルマを課す。
蛇石高校
静岡県内の高校。バレー部は全国大会の常連校。
- 明日馬(あすま)
- 高校3年生。部長でU18日本代表入りしてカリスマと呼ばれている。練習試合の際にトイレで岳から挑発される。
風早高校
静岡県内の高校。バレー部は昨年の県大会で蛇石高校相手にフルセットまで持ち込んだ県内No.2。
- 馬越 蓮(まこし れん)
- 高校3年生。染髪。主将でポジションはオポジット。なめた態度をとるチームメイトには一喝するなどキャプテンシーがある。練習試合の際にトイレで岳から挑発される。
- 難波田 司(なんばだ つかさ)
- 高校3年生。黒髪と染髪のミックス。ポジションはミドルブロッカー。
- 小貫 友介(こぬき ゆうすけ)
- 高校3年生。黒髪。ポジションはアウトサイドヒッター。
- 勝呂 一哉(すぐろ かずや)
- 高校3年生。黒髪。ポジションはオポジット。
- 笹原 佳乃(ささはら よしの)
- 高校1年生。染髪。ポジションはセッター。
- 菊入 健翔(きくいり けんと)
- 高校1年生。染髪。ポジションはリベロ。
- 菊入 健翔(きくいり けんと)
- 高校1年生。染髪。
- 栗畑 一郎(くりはた いちろう)
- 55歳。バレー部監督。
岳の親族
- 獅子谷 慧(ししや けい)
- 岳の父親。黒髪。元バレー日本代表のエースアタッカーで数年前に引退して現在は解説者。岳に対してはバレーの指導は冷徹だった。ノボルと出会って彼を日本一のアタッカーに育てると宣言したことで妻息子と別居することとなった。その後穂高学園高校バレー部の外部コーチに就任。
- 岳の母親
- 慧の妻。黒髪長髪。バレー部で奮闘する岳を陰から応援する。慧がバレーで頑張る岳をほかで頑張ればいいと言ったことで決別し、岳と共に祖母のいる静岡県に引っ越した。
- 岳の祖父
- 岳の母方の父。釣り好き。
その他の人物
- ノボル
- 高校1年生。黒髪。岳の中学時代のチームメイトで岳の隣のクラスだった。ある日、慧にアタッカーとしての才能を見出されて指導される。中学卒業の際に日本一のアタッカーになると宣言し、東京のバレー強豪校の穂高学園高校に進学。
- 片瀬(かたせ)
- 岳の桜田中学バレー部時代のチームメイト。黒髪坊主。岳と仲が良くて力を買っている。隣町の高校に進学。
- 臼井(うすい)
- 桜田中学バレー部監督。アタッカーとしてイマイチだった岳には厳しかった。慧と仲が良くて慧にバレー部監督を引き継ぐように要請する。
用語解説
- 皆口中華(みなぐちちゅうか)
- 秤の家族が営む中華屋さん。羽海野高校バレー部が部活オフによく利用する。
反響・評価
本作の第1巻は、発売即日で重版が決定[3]。
書誌情報
- ヨシダ。『ディグイット』講談社〈アフタヌーンKC〉、既刊1巻(2025年8月22日現在)
- 2025年8月22日発売[4][5]、ISBN 978-4-06-539804-3
脚注
注釈
- ^ なお同号のアフタヌーンでは『マンガラバー』も連載開始した。
出典
- ^ a b c d e ““二世”の下剋上バレー譚&トー横少女×編集者のマンガ創作物語、アフタヌーン新連載”. コミックナタリー. ナターシャ (2025年4月24日). 2025年8月22日閲覧。
- ^ ヨシダ。『ディグイット』1巻本日発売! 2025年8月22日のポスト、2025年8月22日閲覧。
- ^ ヨシダ。『ディグイット』1巻本日発売! 2025年8月22日のポスト、2025年8月22日閲覧。
- ^ “どんなアタッカーにも負けないリベロになる、“逆襲”のバレー物語「ディグイット」”. コミックナタリー (ナターシャ). (2025年8月22日) 2025年8月22日閲覧。
- ^ “『ディグイット(1)』(ヨシダ。)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2025年8月22日閲覧。
外部リンク
- ディグイット - アフタヌーン公式サイト
ディグ・イット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/23 00:39 UTC 版)
「ディグ・イット」 | ||||||||||
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ビートルズの楽曲 | ||||||||||
収録アルバム | 『レット・イット・ビー』 | |||||||||
英語名 | Dig It | |||||||||
リリース | 1970年5月8日 | |||||||||
録音 |
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ジャンル | ロック | |||||||||
時間 |
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レーベル | アップル・レコード | |||||||||
作詞者 | ||||||||||
作曲者 |
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プロデュース | フィル・スペクター | |||||||||
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「ディグ・イット」(Dig It)は、ビートルズの楽曲である。1970年に発売された12作目のイギリス盤公式オリジナル・アルバム『レット・イット・ビー』に収録された。ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スター(リチャード・スターキー名義)のメンバー4人の名前が作者クレジットに入っている数少ない楽曲の1つ。1969年5月にグリン・ジョンズがミキシングした段階では演奏時間が3分59秒となっていたが、発売されたバージョンでは演奏時間が大幅に短くなった[1]。
レコーディング
1969年1月24日[2]、26日[3]、27日[4]、28日[5]、29日[6]にアップル・スタジオで行なわれたアルバムのセッションで、「ディグ・イット」の2つのバージョンを演奏した[7]。
1月24日に録音されたテイクは、「Can you dig it, yeah?」という歌詞をフィーチャーしたもので、アレンジはスライドギターを中心としたブルージーなものだった[7]。1月26日に録音されたテイクは、アルバム『レット・イット・ビー』に49秒の断片として収録されたもので、レノンが6弦ベースとリード・ボーカル、マッカートニーがピアノ、ハリスンがリードギター、スターがドラム、ビリー・プレストンがオルガン、ジョージ・マーティンがシェイカーを演奏している[7]。この様子は、ドキュメンタリー映画『レット・イット・ビー』でも確認できる[7]。
1970年3月27日、フィル・スペクターはアルバムのミキシングを行なった[7]。スペクターは、本作の1月26日のテイクの8分52秒から9分41秒までの部分を抜粋して使用した[7]。アルバム収録テイクの最後にスペクターは、レノンの「That was 'Can you dig it' by George Wood and now we'd like to do 'Hark The Angels Come'!(ジョージ・ウッドの『キャン・ユー・ディグ・イット』でした。お次は『ほら、天使がやって来る』を演奏したいと思います!)[8]」という語りを加えた[7]。このレノンの語りは、1月24日に録音されたもの[2]。
2003年に発売された『レット・イット・ビー...ネイキッド』では、「マギー・メイ」と共に収録曲から外されているが[9]、同作のボーナスCD「フライ・オン・ザ・ウォール」に別テイクを抜粋した音源が「キャン・ユー・ディグ・イット?」(Can You Dig It?)というタイトルで収録されている[10]。
クレジット
※出典[7]
- ジョン・レノン - 6弦ベース(フェンダー・ベースVI)、リード・ボーカル
- ポール・マッカートニー - ピアノ
- ジョージ・ハリスン - リードギター
- リンゴ・スター - ドラム
- ジョージ・マーティン - シェイカー
なお、フルバージョンでは、マッカートニーとハリスンもボーカルを担当しているほか、マッカートニーの娘であるヘザーもボーカルで参加している[11]。
カバー・バージョン
ライバッハは、1988年に発売したアルバム『Let It Be』で、「ディグ・イット」をカバーした[12]。
脚注
出典
- ^ Sulpy & Schweighardt 1997, pp. 313–316.
- ^ a b Sulpy & Schweighardt 1997, pp. 249–250.
- ^ Sulpy & Schweighardt 1997, p. 276.
- ^ Sulpy & Schweighardt 1997, p. 285.
- ^ Sulpy & Schweighardt 1997, p. 258.
- ^ Sulpy & Schweighardt 1997, p. 296.
- ^ a b c d e f g h Guesdon & Margotin 2014, p. 574.
- ^ Gregory 2008, p. 251.
- ^ Womack 2009, p. 140.
- ^ Womack 2014, p. 229.
- ^ MacDonald 2005, p. 326.
- ^ Raggett, Ned. Let It Be - Laibach | Songs, Reviews, Credits - オールミュージック. 2021年7月13日閲覧。
参考文献
- Sulpy, Doug; Schweighardt, Ray (1997). Get Back: The Unauthorized Chronicle of the Beatles' Let It Be Disaster. New York: St. Martin's Griffin. ISBN 0-312-19981-3
- Gregory, Chris (2008). Who Could Ask for More?: Reclaiming The Beatles. Plotted Plain. ISBN 0-9557-5120-9
- Guesdon, Jean-Michel; Margotin, Philippe (2014). All The Songs: The Story Behind Every Beatles Release. Running Press. ISBN 1-6037-6371-6
- MacDonald, Ian (2005). Revolution in the Head: The Beatles' Records and the Sixties (Second Revised ed.). London: Pimlico (Rand). ISBN 1-84413-828-3
- Womack, Kenneth (2009). The Cambridge Companion to the Beatles. Cambridge University Press. ISBN 1-1398-2806-1
- Womack, Kenneth (2014). The Beatles Encyclopedia: Everything Fab Four [2 volumes]. ABC-CLIO. ISBN 0-3133-9172-6
外部リンク
- Dig It - The Beatles
ディグ・イット (Lennon-McCartney-Harrison-Starkey)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 14:30 UTC 版)
「レット・イット・ビー (映画)」の記事における「ディグ・イット (Lennon-McCartney-Harrison-Starkey)」の解説
アルバムには数十秒にカットされているが、もともとは十数分もの長い曲であった。映画では4分程度に編集。ジョンが6弦ベースをコード弾きしながらアド・リブで歌う。ジョージ・マーティンがショーカリョを振って演奏に参加している。1月26日収録。
※この「ディグ・イット (Lennon-McCartney-Harrison-Starkey)」の解説は、「レット・イット・ビー (映画)」の解説の一部です。
「ディグ・イット (Lennon-McCartney-Harrison-Starkey)」を含む「レット・イット・ビー (映画)」の記事については、「レット・イット・ビー (映画)」の概要を参照ください。
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