テトン_(揚陸指揮艦)とは? わかりやすく解説

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テトン (揚陸指揮艦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/07 03:55 UTC 版)

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基本情報
母港 ニューヨーク市ブルックリン区
艦歴
起工 1943年11月9日
進水 1944年2月5日
就役 1944年10月18日
退役 1946年8月30日
最期 スクラップ
除籍 1961年6月1日
要目
排水量 7,240 t(軽荷)
12,690 t(満載)
全長 459 ft 3 in(139.95 m)
最大幅 63 ft(19.0 m)
吃水 24 ft(7.3 m)
推進 ゼネラル・エレクトリック社製ギヤード・タービン単軸推進
速力 16.4 ノット(30.4 km/h、海上公試時)
乗員 士官54名
下士官568名(579名との異説あり)
兵装 38口径5インチ単装両用砲 ×2
連装40mm対空機関砲 ×4
20mm対空機関砲 ×10
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テトン (USS Teton, AGC-14)は、アメリカ海軍揚陸指揮艦。マウント・マッキンリー級揚陸指揮艦の8番艦であり、第二次世界大戦で活躍した。

艦歴

1944

テトンは合衆国海事委員会英語版の契約下でC2-S-AJ1型貨物船ウォーター・ウィッチ(SS Water Witch)として、1943年11月9日ノースカロライナ州ウィルミントンノースカロライナ造船社英語版で起工される。1944年2月1日テトンと改名され、C・E・シンプ夫人(Mrs. C. E. Shimp)により2月5日に進水。10月18日に海軍に取得され、同日テトン (USS Teton, AGC-14)としてニューヨーク市ブルックリン区にてドナルド・レックス・トールマン大佐(Donald Rex Tallman)指揮下で就役する。

チェサピーク湾での慣熟訓練の後、護衛駆逐艦バー英語版に護衛されて南へと向かう。パナマ運河カリフォルニアメア・アイランド海軍造船所を経由して1945年1月19日真珠湾に到着した。4日後、太平洋艦隊第12水陸両用群司令官のジョン・L・ホール(John L Hall)少将が将旗を掲げた。

1945-1946

スービック湾にて 1945年7月撮影
右側に写るのは車両揚陸艦キャッツキル英語版(USS Catskill (LSV-1))

テトンは1月28日にフィリピンへ向かう船団に配属される。エニウェトク環礁ウルシー泊地パラオを経由して2月21日レイテ島に到着。テトンは第44任務部隊英語版旗艦として、来る沖縄侵攻の予行演習に参加した。第14輸送隊(Transport Squadron 14)司令官クリフォード・グリア・リチャードソン代将(Clifford Greer Richardson)、第24軍団英語版司令官ジョン・R・ホッジ陸軍少将らとその参謀を乗艦させ、第51.13.1任務群旗艦として3月27日に出撃した。上陸戦闘の始まった4月1日に沖縄近海に進出。6月11日、船団と共にフィリピンへ後退した。

6月15日から8月17日までスービック湾に留まる。日本降伏の報に接すると、ホール提督や彼の幕僚は攻撃輸送艦ハンスフォード英語版に移動した。日本を占領する陸軍部隊を新たに乗せたテトンは、8月29日東京湾に到着した。

9月25日に東京湾を出てグアムへと針路を採る。グアムで米国本土に向かう約750人の人員を乗せ、10月16日サンフランシスコに入港して乗客を降ろした。3日後、西へと向かうため出航した。

退役

テトンは1946年初期までマジック・カーペット作戦英語版に参加し、太平洋各地に展開していた多数の米兵を本国に帰還させた。1946年3月からカリフォルニア州サンディエゴにて不活性化処理を受け、同年8月30日に退役。1961年6月1日に海軍のリストから削除され、1962年3月にスクラップとするためにUnion Minerals and Alloys Corporationに売却された。

テトンは第二次世界大戦の戦功により1つの従軍星章を受章した。

受章

  • アメリカ従軍章英語版
  • アジア・太平洋従軍章英語版(沖縄群島作戦:1945年4月1日 - 6月11日)
  • 第二次世界大戦戦勝章英語版
  • 海軍占領功労章英語版
  • フィリピン解放章英語版

外部リンク

http://www.navsource.org/archives/10/17/1701.htm


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