ツヅレサセコオロギとは? わかりやすく解説

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つづれさせ‐こおろぎ〔‐こほろぎ〕【×綴刺蟋蟀】

読み方:つづれさせこおろぎ

コオロギ科昆虫普通にみられるコオロギで、体長約2センチ黒褐色頭部丸みがある。雄は8月中旬から11月ごろまでリッリッリッと鳴く。名は、これを古人が「肩刺せ裾(すそ)刺せ綴れ刺せ」と着物の手入れ促していると聞きなしたというのによる。

綴刺蟋蟀の画像

ツヅレサセコオロギ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/30 01:59 UTC 版)

ツヅレサセコオロギ
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: バッタ目(直翅目) Orthoptera
亜目 : キリギリス亜目(剣弁亜目) Ensifera
上科 : コオロギ上科 Grylloidea
: コオロギ科 Gryllidae
亜科 : コオロギ亜科 Gryllinae
: ツヅレサセコオロギ属 Velarifictorus
: ツヅレサセコオロギ
V. micado
学名
Velarifictorus micado
和名
ツヅレサセコオロギ

ツヅレサセコオロギ(綴刺蟋蟀、学名:Velarifictorus micado)は、バッタ目コオロギ科コオロギ。単にコオロギという別名を持つ。

分布

日本では北海道から九州対馬甑島列島(下甑島)、種子島に分布する。

海外では中国にも分布しているほか、北アメリカにも帰化している。

形態

体長13-22mm。

生態

ツヅレサセコオロギの鳴き声(兵庫県伊丹市旧石橋家住宅にて9月に録画)

農耕地草地に生息し、成虫は8-11月にかけて出現する。雑食。家屋内に入ってくることも多い。「ギィギィギィ」または「リィリィリィ」という深みのある声で鳴き、気温が下がると速度が落ちる。

名称について

一見すると奇妙な名前であるが、これは「綴れ刺せ蟋蟀」の意である。これは、かつてコオロギの鳴き声を「肩刺せ、綴れ刺せ」と聞きなし、冬に向かって衣類の手入れをせよとの意にとったことに由来する[1]

出典

  1. ^ 山下(1999),p.73

参考文献

  • 小学館の図鑑NEO 昆虫』2002年、36頁。
  • 藤本和典、亀田龍吉『都会の生物』小学館、1996年、328頁。
  • 山下善平『里山の昆虫たち その生活と環境』(1999)北海道大学図書出版会


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