タポスの王
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 05:44 UTC 版)
このメンテースは、タポスの王である。ホメーロスはアンキアロスの子と伝えている。女神アテーナーはイタケー島の王オデュッセウスの館を訪れた際に青銅の槍を携えたメンテース王の姿に変身し、テーレマコスに会った。メンテース(アテーナー)はタポスの王族とイタケーの王族は代々付き合いがあり、オデュッセウスとも古い友人の間柄であり、帰国の噂を耳にしたので、銅を求めて異国の都市テメセーに鉄を運ぶ途中にイタケーに立ち寄ったのだと語った。アテーナーはテーレマコスから、オデュッセウスが行方不明となり生死が明らかでないためにペーネロペーに多くの求婚者が館に居座って財産を浪費している現状を聞き出すと、憤慨して求婚者を追い払うためにピュロスの老王ネストールとスパルタのメネラーオス王に会ってオデュッセウスの所在を尋ねるべきと助言した。
※この「タポスの王」の解説は、「メンテース」の解説の一部です。
「タポスの王」を含む「メンテース」の記事については、「メンテース」の概要を参照ください。
- タポスの王のページへのリンク