タカネヒカゲとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > タカネヒカゲの意味・解説 

たかね‐ひかげ【高×嶺日蝶】

読み方:たかねひかげ

ジャノメチョウ科のチョウ北アルプス高山帯分布。翅(はね)の開張約4センチ淡褐色褐色のすじがある。近縁ダイセツタカネヒカゲ天然記念物で、北海道分布


高嶺日陰蝶

読み方:タカネヒカゲ(takanehikage)

ジャノメチョウ科のチョウ

学名 Oeneis norna


タカネヒカゲ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/26 21:02 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
タカネヒカゲ
タカネヒカゲ Oeneis norna asamana
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: 鱗翅目 Lepidoptera
上科 : アゲハチョウ上科 Papilionoidea
: タテハチョウ科 Nymphalidae
亜科 : ジャノメチョウ亜科 Satyrinae
: タカネヒカゲ属 Oeneis
: タカネヒカゲ O. norna
学名
Oeneis norna (Thunberg)
和名
タカネヒカゲ(高嶺日陰)
英名
The Asamana Arctic
下位分類群
  • O. n. asamana (Matsumura)
    (北アルプス亜種)
  • O. n. sugitanii (Shirozu)
    (八ヶ岳亜種)

タカネヒカゲ(高嶺日陰、学名Oeneis norna (Thunberg))は、チョウ目(鱗翅目)タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科に属するチョウの一つ。

概要

環境省指定絶滅危惧種。北アルプス八ヶ岳およびその周辺の高山帯にのみ分布する。翅表はベージュ色、翅裏は濃い茶色の草ずり模様で静止すると風景にまぎれる。ジャノメチョウ科特有の蛇の目紋は前翅に2個・後翅に1個と少なくまた不明瞭。あまり長くは飛ばず、岩の上などで体を横に倒し日光浴をする姿が観察される。訪花習性あり。

成虫になるまで足掛け3年かかる。越態は第一冬が2齢もしくは3齢幼虫、第二冬は5齢幼虫。食草はカヤツリグサ科のイワスゲ・ヒメスゲなど。成虫は7~8月にのみ発生する。

田淵行男は本種をハイマツ仙人と呼んでいた。

分布

国内では北アルプス八ヶ岳にのみ生息する。北アルプス亜種は環境省カテゴリ準絶滅危惧、八ヶ岳亜種は同絶滅危惧IA類に選定されている。

国外ではスカンディナヴィア半島北部・シベリアなど、北極を囲む寒冷地(周極要素)。

種の保全状況評価

タカネヒカゲ北アルプス亜種 O. n. asamana (Matsumura)
タカネヒカゲ八ヶ岳亜種 O. n. sugitanii (Shirozu)

参考文献

関連項目



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「タカネヒカゲ」の関連用語

タカネヒカゲのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



タカネヒカゲのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのタカネヒカゲ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS