タカネトンボとは? わかりやすく解説

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高嶺蜻蛉

読み方:タカネトンボ(takanetonbo)

トンボ科昆虫

学名 Somatochlora uchidai


高嶺蜻蛉

読み方:タカネトンボ(takanetonbo)

ラン科多年草高山植物

学名 Platanthera chorisiana


高嶺蜻蛉

読み方:タカネトンボ(takanetonbo)

トンボ一種

季節

分類 動物


タカネトンボ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/09 01:32 UTC 版)

タカネトンボ
成熟した雄の静止
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: トンボ目(蜻蛉目) Odonata
亜目 : 不均翅亜目(トンボ亜目Anisoptera
: エゾトンボ科 Corduliidae
: エゾトンボ属 Somatochlora
: タカネトンボ
S. uchidai
学名
Somatochlora uchidai
(Forster, 1909)
和名
タカネトンボ
英名
Japanese emerald

タカネトンボ(高嶺蜻蛉、学名:Somatochlora uchidai)は エゾトンボ科トンボの一種。国内では北海道、本州、四国、九州に産する。和名は高嶺であるが、必ずしも高標高地でなければ見られないわけではなく、むしろエゾトンボの仲間では最も普通に見られる種である。

形態

成虫は体長52~62mm程の細身のトンボで、体型はヤンマ科に近い。複眼は鮮やかな金緑色に輝き、胸部も金属光沢を帯びた緑色である。同様の特徴を持つ良く似た種類にエゾトンボ、ハネビロエゾトンボなどがある。

幼虫アカネ属のヤゴをひと回り大きくしたような体型で、背棘、側棘ともたいへん鋭い。

生態

成虫は6月上旬頃から羽化が始まり、10月下旬頃まで見られる。薄暗い環境を好み、丘陵地から低山地にかけての、周囲を樹林に囲まれた閉鎖的で小規模ななどに多い。ルリボシヤンマオオルリボシヤンマとよく混生する。羽化後は水域から少し離れた樹林で摂食活動を行う。ヤンマのように、あまり止まることなく飛び続けていることが多い。成熟した雄は縄張りを持ち、時折ホバリングをしながら水域の周囲を旋回する。暗い場所に向かって行く習性があり、しばしば窓を開放したままの民家に侵入することがある。

未熟なうちは雌雄とも腹部は鈍い金緑色をしており、複眼は小豆色、胸部背面の黄色の斑紋が目立つ。成熟するにつれ腹部は黒味を帯びるようになり、複眼は濃い金緑色に輝き、胸部背面の黄色の斑紋は目立たなくなる。

産卵は雌が単独で行う打水産卵である。幼虫は成長が遅く、成虫になるまで2年以上を要する。

近縁種




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