タカネツメクサ属とは? わかりやすく解説

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タカネツメクサ属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/28 16:16 UTC 版)

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タカネツメクサ属
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : ナデシコ亜綱 Caryophyllidae
: ナデシコ目 Caryophyllales
: ナデシコ科 Caryophyllaceae
: タカネツメクサ属 Minuartia
学名
Minuartia L.
  • 本文参照

タカネツメクサ属(タカネツメクサぞく、学名:Minuartia、和名漢字表記:高嶺爪草属)はナデシコ科の一つ。

特徴

小型の多年草で、高山に多い。よく分枝し、は株状になる。は対生し、針形で茎の下部は葉が密生する。は単生するか2出集散花序をなす。萼片は離生し、5個あり、花弁も5個で縁は全縁、色は白色ときに淡紅色。雄蘂は10個で子房の周辺につく。子房は1室で花柱は3個。果実は蒴果となり浅く3裂する。

世界の高山帯や亜寒帯に約120種知られ、日本には4種ある。

日本の種

  • ホソバツメクサ Minuartia verna (L.) Hiern var. japonica H.Hara -北海道、本州中北部に分布し、高山の砂礫地に生育する。
  • ミヤマツメクサ Minuartia macrocarpa (Pursh) Ostenf. var. jooi (Makino) H.Hara -本州中部地方に分布し、高山の岩礫地に生育する。
    • エゾミヤマツメクサ Minuartia macrocarpa (Pursh) Ostenf. var. yezoalpina H.Hara –大雪山に分布する。
  • タカネツメクサ Minuartia arctica (Steven ex Ser.) Graebn. var. hondoensis Ohwi -本州中部地方と飯豊山に分布し、高山の砂礫地に生育する。
    • エゾタカネツメクサ Minuartia arctica (Steven ex Ser.) Graebn. var. arctica -タカネツメクサの基本種で、日本では北海道中部の山地に分布し、世界ではロシア極東、シベリアからヨーロッパにかけて分布する。
  • ハイツメクサ Minuartia biflora (L.) Schinz et Thell. -日本では北アルプスに分布、世界では北半球の高山、寒地に分布する。

ギャラリー

分類

タカネツメクサ属 Minuartia は、蒴果が3裂するが、蒴果が6裂するノミノツヅリ属 Arenaria に含める場合もある[1][2]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ YList タカネツメクサ
  2. ^ 『山溪カラー名鑑 日本の高山植物』p.482

参考文献




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