格下げされた科
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/09 05:31 UTC 版)
以下のチョウは長く「科」として扱われていたが、近年ではタテハチョウ科の亜科として扱うことが多い。 テングチョウ亜科 Libytheinae 中型のチョウで、日本にはテングチョウ1種のみが分布している。食草はエノキ。和名は成虫の頭の先端が、天狗の鼻のように突き出ていることに由来する。 マダラチョウ亜科 Danainae 中型から大型。成虫の翅は体に対して大きく、丸みがある。翅は部分的に鱗粉を欠く。飛ぶ力が高く、遠距離を移動する種類もいる。 オオゴマダラ、アサギマダラ、カバマダラ、オオカバマダラなど。 ジャノメチョウ亜科 Satyrinae 小型から中型。成虫の翅は眼状紋があり、黄や褐色のものが多い。また、森林などの日陰で活動するものが多い。幼虫は細長い形をしていて、おもにイネ科植物を食草とする。 ヒメウラナミジャノメ、キマダラヒカゲ、タカネヒカゲなど。 モルフォチョウ亜科 Morphinae 大型のチョウで、中央アメリカから南アメリカに分布する。翅は鱗粉の構造色で金属光沢を放つ。近年はジャノメチョウ亜科モルフォチョウ族 Morphini とすることもある。
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