ショパン:ソステヌート 変ホ長調 (ワルツ)
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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ショパン:ソステヌート 変ホ長調 (ワルツ) | Sostenuto Es-Dur (Valse) KK.IVb/10 CT223 | 作曲年: 1840年 出版年: 1955年 初版出版地/出版社: Francis |
作品解説
1840年に作曲され、1955年に出版された変ホ長調のワルツ。正式な献呈とはなっていないが、ショパンの弟子で銀行家のエミール・ガイヤールのために作曲したとされる。
ショパンの死後にフォンタナがワルツとして出版したため、冒頭に「ソステヌ-ト」と記されているこの作品を、ショパンがワルツとして作曲したか否かは確かではない。
2部形式により、前半の旋律を右手が、後半の旋律を左手が奏することが特徴的である。そのために、短いながらに前半と後半での性格の違いがはっきりと打ち出されている。演奏に際しては、このような旋律の音域に留意すると良いだろう。また、旋律にあてがわれる伴奏は、右手で奏する際も左手で奏する際も、1拍目の有無や、単音に続く和音ではなく和音に続く単音となる等、手の込んだものとなっている。
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