交響曲第8番 (グラズノフ)とは? わかりやすく解説

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交響曲第8番 (グラズノフ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/17 09:59 UTC 版)

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交響曲第8番変ホ長調作品83は、アレクサンドル・グラズノフ1906年に完成した最後の交響曲である。続いて1910年に着手された第9番は、第1楽章のピアノ・スケッチのみで未完に終わった。

第8番の作曲は1903年頃から始められたが、完成までの間にロシア第一革命が起こり、その影響で師リムスキー=コルサコフペテルブルク音楽院院長を解任され、これに抗議してグラズノフらも辞任、政府当局や音楽院側の譲歩により彼らの復職が認められ、グラズノフが新たに院長に選出されるなど、身辺があわただしい状況であった。

初演は1906年12月にペテルブルクで行われた。

楽器編成

ピッコロフルート2、アルト・フルートオーボエ2、コーラングレクラリネット3(バス・クラリネット1持ち替え)、ファゴット2、コントラファゴットホルン4、トランペット3、トロンボーン3、チューバティンパニシンバルトライアングル大太鼓弦五部

楽曲構成

4楽章からなる。全曲で約35分。

  • 第1楽章 アレグロ・モデラート 変ホ長調 4分の4拍子。ソナタ形式による。
  • 第2楽章 メスト 変ホ短調 2分の3拍子。
  • 第3楽章 スケルツォ アレグロ ハ長調 4分の2拍子。
  • 第4楽章 モデラート・ソステヌート 変ホ長調 4分の4拍子。ソナタ風の自由な形式。

参考文献

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