ソアーヴェ・クラッシコ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/17 15:38 UTC 版)
「ソアーヴェ (ワイン)」の記事における「ソアーヴェ・クラッシコ」の解説
クラッシコにあたる区域が最初に定められたのは1927年のことであり、ヴェネト州政府が当初指定したのはソアーヴェ内の丘陵地にあるブドウ畑であった。現在、ソアーヴェ DOCおよびソアーヴェ・スペリオーレ DOCGのワインで、「クラッシコ」の指定を受けられるのは、ヴェローナ県で最古の本来の「ソアーヴェ」地区にあたる、ソアーヴェおよびモンテフォルテ・ダルポーネの両コムーネにおける丘陵地の畑で収穫されたブドウのワインのみである。 この地域でブドウ畑になっている場所の土壌は、沖積土からなる平野部に比べてはるかに痩せている。ソアーヴェのコムーネ付近、クラッシコ地区の西側の土壌は、石灰質を多く含み、午後の日射から受けた熱を保つため、東側のソアーヴェ・クラッシコよりもボリューム感と果実味の強いワインが生まれる要因となっている。東側のモンテフォルテ・ダルポーネ付近の土壌は、風化分解した火山岩で出来ているため、西側のソアーヴェ・クラッシコよりも鋼のような印象の強いワインを生み出す傾向がある。
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