セメント製法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/06 08:15 UTC 版)
セメンテッド式やセメント式などとも呼ばれる。甲革とソールを縫い付けず、糊で接着する最新の製法。第2次大戦後に糊が改良され、非常に強力な接着力を実現することができた結果実用化された。ミシン工程が存在しないので、靴底から水分が浸入する可能性は無く、雨靴にも採用される。大量生産に最も適しており、紳士靴・婦人靴・ビジネスシューズ・スニーカーなど靴の種類を問わず、全ての靴の製法の中では最安価な製法である。また、最近ではソールに通気口を設けてさらに通気性を高めたものもある。 長所製造コストが安い。 縫い目がある製法より水が浸入しにくい。 短所通気穴を設けたものを除き、縫い目がある構造より蒸れやすい。 一部を除き、底の修理が困難な場合、高額な場合が多く、実質的に使い捨ての物が多い。
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