セスジツユムシ Ducetia japonica
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/06/02 19:47 UTC 版)
「ツユムシ」の記事における「セスジツユムシ Ducetia japonica」の解説
平野部の藪、森林縁に主に生息する。人家近くにも生息し、良く生け垣に絡まった蔓草にいる。名前の通り背面を頭頂から翅端まで貫くように1本の筋が通っている。オスとメスとではこの筋模様に若干違いがあり、慣れないと同種族とは思いにくい。オスは頭部-前胸まで褐色の縁取りのあるオレンジ、羽は褐色、メスはすべて乳白色の筋模様である。オスは夜間、「チッ・チッ・チッ…」と繰り返し、次第にテンポを速め最後に「ジュキージュキージュキー」というような独特の節回しで終える鳴き方をする。ツユムシ属より若干頑丈な体つきで、堅めの葉も喰うことが出来るが、身軽さで劣り、飛び方はあまり上手ではない。メスは短翅型と長翅型があり、短翅型は数十センチしか飛べないが長翅型はオスとほぼ同等の飛翔力を持つ。昼は葉の上で触角と脚をそろえた独特のポーズで「昼寝」をする。
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