スュユンビケ塔
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 14:33 UTC 版)
「カザン・クレムリン」の記事における「スュユンビケ塔」の解説
スュユンビケ塔は、カザン・クレムリンのランドマークともいえる斜塔である。6層58メートルの偉容を誇るこの塔については資料が少なく、謎の多い建築としても知られている。建設された年代は、ピョートル大帝の時代ともいわれるが、一方でイタリアのサン・ステファノ・カリバリやボローニャのマジョーレ広場の影響を指摘する意見もあり、良くわかっていないのが実情である。スュユンビケの名称は、1800年にカザンが占領された際にこの塔から身を投げて亡くなった最後のカザン・ハーン妃の名前に由来するという。後述するスパスカヤ塔と構造上、相違点が大きい。スュユンビケ塔はクレムリン南端にあって、最下部はクレムリンへの主な出入り口として用いられている。歩行者制限は無いが、車両に関しては特に許可のある車両以外の通行は制限されている。
※この「スュユンビケ塔」の解説は、「カザン・クレムリン」の解説の一部です。
「スュユンビケ塔」を含む「カザン・クレムリン」の記事については、「カザン・クレムリン」の概要を参照ください。
- スュユンビケ塔のページへのリンク