スペインのゴート起源説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/18 06:12 UTC 版)
「ゴート起源説」の記事における「スペインのゴート起源説」の解説
スウェーデン以外に、ゴート人の後裔を称した国にスペインがある。スペインでは、西ゴート王国が栄え、王国滅亡後に、その残党が北部に逃れてアストゥリアス王国を建国しているが、そのアストゥリアス王国が後にカスティーリャ王国やレオン王国として発展しているからである。現代でも、スペイン国王の法定推定相続人の称号はアストゥリアス公である。 歴史学者ディートリヒ・クラウデ(ドイツ語版)によれば、前述の1434年のバーゼル公会議において、スウェーデンとスペインの使節間でどちらが上席につくかを言い争った際に、自分たちこそがゴート人の真の後継者だという趣旨の主張をしたという。ただしこの称号は、現代では、あくまでもキリスト教徒としての立場と、従属称号としてのスペイン王位継承者に伝統的に結びついた称号を有した規定とされており、ゴート人の末裔としての相続人規定をされているわけではない。[独自研究?]
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