法定推定相続人の称号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 03:46 UTC 版)
「法定推定相続人」の記事における「法定推定相続人の称号」の解説
「皇太子」および「エルププリンツ」も参照 法定推定相続人は、現在の君主あるいは有爵者より長生きすれば、その君主位または爵位を継承して次代の君主あるいは有爵者となる。このため、一般的な「皇(王)太子」や「公世子」等以外に、法定推定相続人には専用の儀礼称号を設けている場合がある。 現存する具体的な例として、以下がある。 イギリスにおけるウェールズ公 オランダにおけるオラニエ公 ベルギーにおけるブラバント公 イギリスのウェールズ公位は、推定相続人には授与されなかった(例:王女時代のエリザベス2世)。一方、スペインにもアストゥリアス公の称号があるが、法定推定相続人に限定されず、推定相続人も同称号を受ける。 またイギリスの貴族制度では、爵位の法定推定相続人は他の兄弟とは別の儀礼称号で称される権利を持ち、フランスやドイツにおいても法定推定相続人に一定の称号が付されることがあった(エルププリンツ)。
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