スピードコントローラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/03 03:21 UTC 版)
「レシプロソー」の記事における「スピードコントローラ」の解説
作業を行なう時、被切断材の切断位置にブレードをあて、切り始める時はブレードのスピードがゆっくりの方が跳ねたり横にずれたりしないので都合が良い。又、被切断材に合わせてブレードのスピードを調整する事は鋸刃の切削速度を被切断材に適したものとする事になり、鋸刃の寿命や切れ方が良くなる。その為レシプロソーの上級機種は鋸刃のスピードを制御する電子回路が内蔵されている。歴史的には、高速と低速の切替を電気的に行なっていたものに始まり、スピード設定のダイヤルを持った(又は、スイッチに内蔵した)電子回路方式による「電子制御スピードコントローラ」そして「電子制御フィードバックスピードコントローラ」がある。「電子制御スピードコントローラ」は、負荷時に無負荷で設定したストローク数より少し低下する傾向がある。フィードバック方式は設定したスピードに切断負荷をかけて設定値よりスピードが遅くなるとモーターの回転数が速くなり設定したストローク数に自動的に修正される。負荷時のスピードを一定に保つ為、負荷時のモーターの回転数を測定して電子回路にフィードバックし、ストローク数を設定値に保つ調整が自動で行なえる方式もある。通常の交流電源機種では、ストロークを1インチ前後としストローク数を約0~3,000min-1(回/分)(SPM)無段階設定可能としている機種が多い。
※この「スピードコントローラ」の解説は、「レシプロソー」の解説の一部です。
「スピードコントローラ」を含む「レシプロソー」の記事については、「レシプロソー」の概要を参照ください。
- スピードコントローラのページへのリンク