ステンレス材の切断
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/03 03:21 UTC 版)
ステンレス鋼は、加工において難削材と分類される。高速で切断すると切削時に加熱され、表面硬度が高くなり鋸刃が磨耗してしまう事になる。切断はゆっくりしたスピードで切断する事が、熱による被切断材であるステンレス材の表面硬化や刃の構成刃先生成の問題を避けるうえで有効である。レシプロソーで切断する場合は、例えばストロークが約1インチの機種では約1000 min-1(回/分)(SPM)までになるようにスピードコントローラーを設定すると鋸刃の切削速度がステンレス材に適したものになる。ステンレス材の切断には、コバルトハイス又はバイメタルのブレードが推奨される。但し、管の場合は肉厚により厚肉管は歯の荒い鋸刃を、薄肉管は歯の細かい山数の鋸刃を選ぶ必要がある。
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