スピードクッション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/06 22:18 UTC 版)
「ハンプ (道路)」の記事における「スピードクッション」の解説
スピードクッション(speed cushion)もハンプの一種だが、通過車両にかかる垂直方向の衝撃を減らし、先述したような緊急車両の到着時間に対する影響を軽減するために設計されたものである。 一カ所につき複数個、左右の隙間を設けて設置される。乗用車はかならず左右どちらかのタイヤを乗り上げることとなり、通常のハンプと同じ効果を示すが、トレッド幅の長い緊急車両や大型車両はこれを踏まずに済むため、減速する必要がない。 北米で使用されるような大型の救急車には効果があるが、欧州などそれ以外の地域で救急車に使用されるあまり大ぶりでない車両(メルセデス・スプリンター等)に対しては効果がない。こういった地域については、緊急車両が車線を跨いで走ることにより影響を受けないような配置で、より幅の狭いスピードクッションを設置することがある。 ただし、欧州で使用される乗用車は道路事情から北米の物より小型で、トレッド幅も狭いため、乗用車と商用車のサイズ差を考えた場合、基本的には北米以外でも同様の手法で同じ効果を得ることができる。
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