スタンフォードリニアコライダー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/18 15:10 UTC 版)
「SLAC国立加速器研究所」の記事における「スタンフォードリニアコライダー」の解説
スタンフォードリニアコライダーはSLACで電子と陽電子を衝突させる線形加速器だった。重心エネルギーはこの加速器が研究対象とするZボソンの質量に等しい約90GeVである。大学院生のBarrett D. Millikenが1989年4月12日に前日のMark II検出器からのコンピュータデータを読み取っているときに最初のZボソン事象を発見した。大部分のデータは1991年にオンラインになったSLAC大型検出器によって収集された。1989年に始動したCERNの大型電子陽電子衝突型加速器(英語版)には大きく見劣りするものの、SLCで高度に(80%近く)分極された電子ビームはZボソン-bクォークカップリングのパリティの破れのようなユニークな測定を可能にする[要出典]。 現在、ビームは最終フォーカスへと導く機器の南北の円弧に入射しておらず、したがってこのセクションはビーム切り替え所からPEP2セクションへビームを送るのに使われていない。
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