ジロ・デ・イタリア・ウーマンとは? わかりやすく解説

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ジロ・デ・イタリア・ウーマン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/08 16:51 UTC 版)

ジロ・デ・イタリア・ウーマン(Giro d'Italia Women)は、例年7月上旬にイタリアを舞台に行われる、女子自転車ロードレースのステージレース。2012年までと2022、23年はジロ・ドンネ (Giro Donne)、2013年から2020年までジロ・ローザ[1] (Giro Rosa)、2021年はジロ・デ・イタリア・ドンネ(Giro d'Italia Donne)と呼ばれていた。2024年より、イタリア語と英語の混合した現在の名称となった。

概要

日本ではかつて、ジロ・デ・イタリア女子(あるいは、「女子ジロ・デ・イタリア」: Giro d'Italia Femminile)とも呼ばれていたことがある。ツール・ド・フランス・ファム、ラ・ブエルタ・フェメニーナとともに、女子ロードレースのグランツールとして位置付けられている。かつては概ね9ないし10ステージ組まれていたが、現在は8ステージで争われる。

歴代上位入賞者

優勝 2位 3位
1988  マリア・カニンス英語版 (ITA)  エリザベス・ヘップル英語版 (AUS)  ペトラ・ロスナー (GER)
1989  ロベルタ・ボナノーミ英語版 (ITA)  アレクサンドラ・コリアセヴァ英語版 (URS)  テア・ヴィクステット=ニュマン英語版 (FIN)
1990  カテリーヌ・マルサル英語版 (FRA)  マリア・カニンス英語版 (ITA)  キャスリン・ワット (AUS)
1993  レンカ・イラヴスカー英語版 (SVK)  ルーツィア・ツベルク英語版 (SUI)  イメルダ・キアッパ英語版 (ITA)
1994  ミケーラ・ファニーニ英語版 (ITA)  キャスリン・ワット (AUS)  ルーツィア・ツベルク英語版 (SUI)
1995  ファビアーナ・ルペリーニ英語版 (ITA)  ルーツィア・ツベルク英語版 (SUI)  ロベルタ・ボナノーミ英語版 (ITA)
1996  ファビアーナ・ルペリーニ英語版 (ITA)  アレッサンドラ・カッペッロット英語版 (ITA)  イメルダ・キアッパ英語版 (ITA)
1997  ファビアーナ・ルペリーニ英語版 (ITA)  リンダ・ジャクソン (CAN)  エディタ・プチンスカイテー英語版 (LTU)
1998  ファビアーナ・ルペリーニ英語版 (ITA)  リンダ・ジャクソン (CAN)  バーバラ・ヘープ英語版 (SUI)
1999  ホアネ・ソマリバ英語版 (ESP)  スヴェトラナ・ブブネコヴァ英語版 (RUS)  ダニエラ・ヴェロネージイタリア語版 (SMR)
2000  ホアネ・ソマリバ英語版 (ESP)  アレッサンドラ・カッペッロット英語版 (ITA)  ヴァレンティナ・ポルハノヴァ英語版 (RUS)
2001  ニコーレ・ブレンドリ英語版 (SUI)  ディアナ・ジリウーテー (LTU)  エディタ・プチンスカイテー英語版 (LTU)
2002  スヴェトラナ・ブブネコヴァ英語版 (RUS)  ジナイダ・スタルスカヤ (BLR)  ディアナ・ジリウーテー (LTU)
2003  ニコーレ・ブレンドリ英語版 (SUI)  エディタ・プチンスカイテー英語版 (LTU)  ホアネ・ソマリバ英語版 (ESP)
2004  ニコール・クック (GBR)  ファビアーナ・ルペリーニ英語版 (ITA)  プリスカ・ドップマン英語版 (SUI)
2005  ニコーレ・ブレンドリ英語版 (SUI)  ホアネ・ソマリバ英語版 (ESP)  エディタ・プチンスカイテー英語版 (LTU)
2006  エディタ・プチンスカイテー英語版 (LTU)  ニコーレ・ブレンドリ英語版 (SUI)  スザンヌ・ユンスコック (SWE)
2007  エディタ・プチンスカイテー英語版 (LTU)  ニコーレ・ブレンドリ英語版 (SUI)  マリベル・モレノ英語版 (ESP)
2008  ファビアーナ・ルペリーニ英語版 (ITA)  アンバー・ネーベン (USA)  クラウディア・ホイズラー英語版 (GER)
2009  クラウディア・ホイズラー英語版 (GER)  マラ・アボット英語版 (USA)  ニコーレ・ブレンドリ英語版 (SUI)
2010  マラ・アボット英語版 (USA)  ユーディト・アルント (GER)  タティアナ・グデルツォ (ITA)
2011  マリアンヌ・フォス (NED)  エマ・プーリー (GBR)  ユーディト・アルント (GER)
2012  マリアンヌ・フォス (NED)  エマ・プーリー (GBR)  エヴェリン・スティーヴンス (USA)
2013  マラ・アボット英語版 (USA)  タティアナ・グデルツォ (ITA)  クラウディア・ホイズラー英語版 (GER)
2014  マリアンヌ・フォス (NED)  ポーリーヌ・フェラン=プレヴォ (FRA)  アンナ・ファン・デル・ブレッヘン英語版 (NED)
2015  アンナ・ファン・デル・ブレッヘン英語版 (NED)  マラ・アボット英語版 (USA)  メーガン・グアルナー英語版 (USA)
2016  メーガン・グアルナー英語版 (USA)  エヴェリン・スティーヴンス (USA)  アンナ・ファン・デル・ブレッヘン英語版 (NED)
2017  アンナ・ファン・デル・ブレッヘン英語版 (NED)  エリーザ・ロンゴ・ボルギーニ英語版 (ITA)  アネミック・ファン・フルーテン (NED)
2018  アネミック・ファン・フルーテン (NED)  アシュリー・モールマン英語版 (RSA)  アマンダ・スプラット英語版 (AUS)
2019  アネミック・ファン・フルーテン (NED)  アンナ・ファン・デル・ブレッヘン英語版 (NED)  アマンダ・スプラット英語版 (AUS)
2020  アンナ・ファン・デル・ブレッヘン英語版 (NED)  カタジナ・ニエウィアドーマ英語版 (POL)  エリーザ・ロンゴ・ボルギーニ英語版 (ITA)
2021  アンナ・ファン・デル・ブレッヘン英語版 (NED)  アシュリー・モールマン英語版 (RSA)  デミ・フォレリング英語版 (NED)
2022  アネミック・ファン・フルーテン (NED)  マルタ・カヴァッリ英語版 (ITA)  マビ・ガルシア英語版 (ESP)

日本人の戦績

  • 萩原麻由子 - 2013年、2014年、2015年、2016年完走(最終成績2013年総合66位[2]、2014年総合19位[3]、2015年総合17位[4]、2016年総合36位[5]) 2014年第3ステージ3位[1]、2015年第6ステージ優勝[6]
  • 與那嶺恵理 - 2016年、2017年完走(最終成績2016年総合25位[5]、2017年総合29位[7])

脚注

  1. ^ a b 全日本チャンピオン萩原麻由子がジロ・ローザでステージ3位フィニッシュ”. cyclowired. 2015年3月17日閲覧。
  2. ^ Abbott seals second Giro Rosa victory Van Dijk takes out final time trial”. cyclingnews.com (2013年7月7日). 2018年2月24日閲覧。
  3. ^ 萩原麻由子がジロローザを19位で完走。総合優勝はフォス”. Cyclestyle. 2015年3月17日閲覧。
  4. ^ ジロ・ローザはファンデルブレッヘンが総合優勝 ステージ優勝の萩原麻由子は総合17位に”. cyclist.sanspo.com (2015年7月15日). 2018年2月24日閲覧。
  5. ^ a b 萩原麻由子が最終ステージで逃げ切り6位 今大会の自身最高位”. cyclist.sanspo.com (2016年7月11日). 2018年2月24日閲覧。
  6. ^ 【自転車ロード】萩原麻由子がジロ・ローザ第6ステージで優勝・・・日本女子でこれまでにない快挙”. cyclestyle.net (2015年7月10日). 2015年7月10日閲覧。
  7. ^ 與那嶺恵理が2度目のジロ・ローザを総合29位で完走 「さらに鍛える必要性」”. cyclist.sanspo.com (2017年7月13日). 2018年2月24日閲覧。

参考文献

外部リンク




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