ジョヴァンニ・ダ・カッシャ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/03/19 09:43 UTC 版)
クラシック音楽 |
---|
![]() |
作曲家 |
ア-カ-サ-タ-ナ ハ-マ-ヤ-ラ-ワ |
音楽史 |
古代 - 中世 ルネサンス - バロック 古典派 - ロマン派 近代 - 現代 |
楽器 |
鍵盤楽器 - 弦楽器 木管楽器 - 金管楽器 打楽器 - 声楽 |
一覧 |
作曲家 - 曲名 交響曲 - ピアノ協奏曲 ピアノソナタ ヴァイオリン協奏曲 ヴァイオリンソナタ チェロ協奏曲 弦楽四重奏曲 - オペラ 指揮者 - 演奏家 オーケストラ - 室内楽団 |
音楽理論/用語 |
音楽理論 - 演奏記号 |
演奏形態 |
器楽 - 声楽 宗教音楽 |
イベント |
音楽祭 |
メタ |
ポータル - プロジェクト カテゴリ |
ジョヴァンニ・ダ・カッシャ(Giovanni da Cascia, 活動時期:1340年頃 - 1350年頃)は、14世紀イタリア、トレチェント音楽の初期の音楽家。イタリアに初めて多声音楽をもたらした作曲家の一人。
ミラノの僭主ルキーノ・ヴィスコンティの宮廷に出入りし、マギステル・ピエーロやヤコポ・ダ・ボローニャとともに活動した。1350年頃、ヴェローナのスカラ家のマスティーノ2世の宮廷において、ヤコポ・ダ・ボローニャと音楽を競い合ったという記述が残されている。 ジョヴァンニ・ダ・フィレンツェ(Giovanni da Firenze)、ヨハンネス・デ・フロレンティア( Johannes de Florentia)など幾つかの別称が知られていて、フィレンツェとの関連が深い事を伺わせるが、出身は現在のイタリア中央部ウンブリア州の町カッシャ(Cascia)とする説が有力である。
18曲のマドリガーレ(この内2曲がカノン)、1曲のカッチャがスクアルチャルーピ写本(Squarcialupi Codex)、パンチャティーキ写本(Panciatichi 26)、ロッシ写本(Rossi 215)、レイナ写本(Reina Codex)等に残されている。
カッチャに関しては優れていたと評されていたらしいが、今日には「猟犬も沢山、鷹もいっぱい連れて」(Chon brachi assai e chon molti spaveri)1曲しか残されていない。その他に2声のマドリガーレ「美しき星」(La bella stella)は、多くの写本に残されていることから有名であったと思われる。
固有名詞の分類
イタリアの作曲家 |
マッテオ・ダ・ペルージャ フランチェスコ・チレア ジョヴァンニ・ダ・カッシャ ムツィオ・クレメンティ アンナ・ボン |
中世西洋の作曲家 |
ペトルス・デ・クルーチェ マッテオ・ダ・ペルージャ ジョヴァンニ・ダ・カッシャ フランソワ・アンドリュー マギステル・ピエーロ |
14世紀の音楽家 |
ヨハンネス・チコーニア ジャコブ・ド・サンレーシュ ジョヴァンニ・ダ・カッシャ フランソワ・アンドリュー マギステル・ピエーロ |
- ジョヴァンニ・ダ・カッシャのページへのリンク