マギステル・ピエーロ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2009/04/24 14:52 UTC 版)
クラシック音楽 |
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作曲家 |
ア-カ-サ-タ-ナ ハ-マ-ヤ-ラ-ワ |
音楽史 |
古代 - 中世 ルネサンス - バロック 古典派 - ロマン派 近代 - 現代 |
楽器 |
鍵盤楽器 - 弦楽器 木管楽器 - 金管楽器 打楽器 - 声楽 |
一覧 |
作曲家 - 曲名 交響曲 - ピアノ協奏曲 ピアノソナタ ヴァイオリン協奏曲 ヴァイオリンソナタ チェロ協奏曲 弦楽四重奏曲 - オペラ 指揮者 - 演奏家 オーケストラ - 室内楽団 |
音楽理論/用語 |
音楽理論 - 演奏記号 |
演奏形態 |
器楽 - 声楽 宗教音楽 |
イベント |
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メタ |
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マギステル・ピエーロ(Magister Piero(ピエーロ師)、活動時期:1330年頃 - 1350年頃)は、14世紀イタリア、トレチェント音楽の初期の音楽家。イタリアに初めて多声音楽をもたらした作曲家の一人。
経歴の記録はほとんど存在しないが、ミラノの僭主ルキーノ・ヴィスコンティの宮廷でヤコポ・ダ・ボローニャやジョヴァンニ・ダ・カッシャとともに活動したらしい。名前が示すように学者であった可能性があるが、単なる敬称であったとも考えられる。また、この3人を描いている写本の肖像画では一番年長者に描かれており、作品の完成度も他の2人より初期の形態を示している。活動時期はそれらからの推測にしかすぎない。
6曲のマドリガーレ(そのうち2曲がカノン)、2曲のカッチャ、幾つかの断片がパンチャティーキ写本(Panciatichi 26)とロッシ写本(Rossi 215)に残されている。代表的な曲は、2声のカノン形式によるマドリガーレ「淑女のように気高く私の心を愛が占め」(Ongni dilecto e ongni bel piacciere)など。
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