ジュール熱
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ジュール熱(ジュールねつ、英語: Joule heat)は、導体[注 1]に電流を流したときに生じる熱である。[1]
- ^ Frank Jay 編、岡村総吾 監訳 『IEEE電気・電子用語辞典』 丸善株式会社、1989年、ISBN 4-621-03400-6、NCID BN03873614、全国書誌番号:91050927。
- ^ 谷腰欣司 著 『フェライトの本』 日刊工業新聞社、2011年2月25日初版1刷発行、ISBN 978-4-526-06623-8。
- 1 ジュール熱とは
- 2 ジュール熱の概要
- 3 ジュール熱による損失
- 4 出典・脚注
ジュール損
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 17:46 UTC 版)
変圧器のような電気コイルを用いた電気部品では、コイルを構成する銅線にジュール熱が生じるだけでなく、コアと呼ばれる鉄芯などにもジュール熱が生じてしまい、エネルギーの損失となる。変圧器やコア付きコイルなどでは、鉄などをコアに用いて磁束の集中と部品サイズの縮小を図っているが、交流電流が流れることでコア内の磁束が生成と消滅を繰り返し、この過程でコア内に渦電流が生じてしまう。この渦電流が流れることでジュール熱によるエネルギーの損失が生じ、この損失が「ジュール損」や「渦電流損」と呼ばれる。低周波数での交流電流ではジュール損はそれほど大きくないため、絶縁された薄いケイ素鋼板を磁束に沿って多数積層したコアを用いることで、コア内に生じる渦電流を分断し最小化することでジュール損を少なくする手法が一般的に採用されている。高周波数の交流電流ではジュール損が顕著となるため、比抵抗が高いソフト・フェライトをコアに用いることで、コア内に渦電流が生じないようにされる事が一般的である。
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