ジュール損とは? わかりやすく解説

ジュール熱

(ジュール損 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/21 03:46 UTC 版)

ジュール熱(ジュールねつ、英語: Joule heat)は、導体[注 1]電流を流したときに生じるである。[1]


  1. ^ 超伝導体は除く。
  2. ^ 大電流が流れる電線では、発生した熱が過大であると被覆や導体が溶けて事故の元になる。このため、電線の仕様には許容電流が定められている。
  1. ^ Frank Jay 編、岡村総吾 監訳 『IEEE電気・電子用語辞典』 丸善株式会社、1989年、ISBN 4-621-03400-6NCID BN03873614全国書誌番号:91050927
  2. ^ 谷腰欣司 著 『フェライトの本』 日刊工業新聞社、2011年2月25日初版1刷発行、ISBN 978-4-526-06623-8


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ジュール損

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 17:46 UTC 版)

ジュール熱」の記事における「ジュール損」の解説

変圧器のような電気コイル用いた電気部品では、コイル構成する銅線ジュール熱生じるだけでなく、コア呼ばれるなどにもジュール熱生じてしまい、エネルギー損失となる。変圧器コア付きコイルなどでは、などをコア用いて磁束集中部品サイズ縮小図っているが、交流電流流れることでコア内の磁束生成消滅繰り返し、この過程コア内に渦電流生じてしまう。この渦電流流れることでジュール熱によるエネルギー損失生じ、この損失が「ジュール損」や「渦電流損」と呼ばれる低周波数での交流電流ではジュール損はそれほど大きくないため、絶縁された薄いケイ素鋼板磁束沿って多数積層したコア用いることで、コア内に生じ渦電流分断し最小化することでジュール損を少なくする手法一般的に採用されている。高周波数の交流電流ではジュール損が顕著となるため、比抵抗が高いソフト・フェライトコア用いることで、コア内に渦電流生じないようにされる事が一般的である。

※この「ジュール損」の解説は、「ジュール熱」の解説の一部です。
「ジュール損」を含む「ジュール熱」の記事については、「ジュール熱」の概要を参照ください。

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