ジプロピレングリコールとは? わかりやすく解説

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ジプロピレングリコール

分子式C6H14O3
その他の名称ジプロピレングリコール、Dipropylene glycol


ジプロピレングリコール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/23 07:06 UTC 版)

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ジプロピレングリコール
Dipropylene glycol
識別情報
CAS登録番号 25265-71-8 
ChemSpider NA 
EC番号 246-770-3
特性
化学式 C6H14O3
モル質量 134.173 g/mol
外観 粘性のある無色の液体
匂い わずかな特異臭[1]
密度 1022kg/m3(25℃)[1]
融点

-39℃[1]

沸点

232.2℃(101.3kPa)[1]

への溶解度 水に混和、エタノールに可溶
危険性
安全データシート(外部リンク) SIRI.org
NFPA 704
1
1
0
引火点 132℃(クリーブランド開放式)[1]
発火点 310℃[3]
半数致死量 LD50 14.9g/kg(ラット経口)[2]
関連する物質
関連物質 プロピレングリコール
トリプロピレングリコール
エチレングリコール
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ジプロピレングリコール: Dipropylene glycol)は、グリコールの一種である。通常は4-オキサ-2,6-ヘプタンジオール、2-(2-ヒドロキシ-プロポキシ)-プロパン-1-オール、2-(2-ヒドロキシ-1-メチル-エトキシ)-プロパン-1-オールの3種の異性体の混合物である。消防法に定める第4類危険物 第3石油類に該当する[4]

用途

ジプロピレングリコールは、プロピレングリコール(PG)製造時の副産物として生じる[5]。性質はPGに類似するが、PGに比べ高粘度で溶解力が高い。ポリエステル樹脂の中間原料や水圧機器の作動油、不凍液、印刷インキ原料などに適する。毒性が低く、精製したものは化粧品原料や香料用溶媒に使用される[1]1998年のアメリカ合衆国における需要は1億800万ポンドで、可塑剤38%、不飽和ポリエステル樹脂23%、化粧品及び芳香剤10%、ポリウレタンポリオール類8%、アルキド樹脂7%などの用途に利用された[5]

脚注



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