シャークス・フィン・ルート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/18 08:16 UTC 版)
「メルー峰」の記事における「シャークス・フィン・ルート」の解説
メルー中央峰への1400メートルの直登ルートは、「シャークス・フィン(Shark's Fin、サメのヒレ)」を越え、北東の石柱 に続いている、この北東壁の巨大な特徴ある花崗岩には、「船首(prow)」、「刀(blade)」、「鼻(nose)」といったように名前が付けられている 。中央峰の頂上近くで最高度のロック・クライミング技術を要するという点が、その登頂難度を並外れたレベルに増大させている、つまり、重い登山用具類をすべて運び上げる必要があるということである。この登攀ルートは、「ヒマラヤ全体で最も登頂が試みられ、最も征服が望まれたルートの1つ」および「大岩壁登山の最後の残課題の1つ」と言われてきた。 このルートは、アプローチとして、700mの雪の斜面と岩の斜面を2日間かけ登った後に始まる。次は、難度A4の登攀技術を要する「インド洋の壁(Indian Ocean Wall)」と呼ばれる急勾配のオーバーハングである 。これに続いて、「クリスタル・ピッチ(Crystal Pitch)」があり、このオーバーハングはエイド・クライミングを必要とする。最後のセクションでは、ミックス・クライミングとエイド・クライミングを組み合わせ登攀する。
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