シャンティ・タウン、テント・シティー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 15:14 UTC 版)
「スラム」の記事における「シャンティ・タウン、テント・シティー」の解説
当記事ではスラムと、シャンティ・タウンを同義として記述しているが、英語における本来の意味はそれぞれ異なっている。 「シャンティ・タウン」 - シャンティは、本建築で使われるような建材ではなく、あり合わせの主に廃材などから作られた掘っ立て小屋・あばら家・バラックなどの簡易住居のことで、このような建築物からなる地域がシャンティ・タウンと呼ばれる。貧民街やスラムとほぼ同義ではあるが、貧民街やスラムの場合は先進国の大都市の古くなった区画がスラム化し貧民街と呼ばれる場合がある。これらスラムは恒久建築物の区画であり、あばら屋からなるシャンティ・タウンとは異なる。先進国のスラム街には、もともと上下水道や電気ガスなどのインフラは整備されているが、違法建築・不法占拠であるシャンティ・タウンでは多くの場合、最低レベルの生活インフラも整備されていない。 「テント・シティー(英語版)」、仮設の簡易住居という点ではテント・シティーもシャンティ・タウンと似ているが、テント・シティーには自治体や軍・国家などの公的組織により設置される被災者、難民、兵士を収容するための住居群であり、公認の地区である。またテント・シティーには先進国におけるホームレスの人々により設営されるテント群も含まれるが、これらは道路わきや公園などにテントが張られるものであり、これらのテント住民に向けての公的な支援はない。
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