シデロフォアとは? わかりやすく解説

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シデロフォア [Siderophore]

 微生物産生するを含むか、結合した比較的低分子量有機化合物で、三価の鉄イオン(Fe3+)と強い親和性があり、可溶化輸送働いている。また、成長因子発芽因子中には抗生物質でもあるシデロフォアも知られている。シデロフォアは腸内細菌ヒトのほか種々の動植物病原菌土壌細菌藍藻(藍菌)、真菌高等藻類などに広く分布している。細菌ではエンテロバクターエンテロバクチン、アグロバクターのアグロバクチンマイコバクテリウムのミコバクチンや、魚類病原菌でもあるビブリオ病菌のアングイバクチン、(ひれ)赤病菌のアモナバクチンなどがあり、パラコロ病のシデロフォアも研究されている。また、真菌では黒穂菌ある種酵母フェリクロムもシデロフォアの1種である。


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