シケリア・ギリシア軍の作戦計画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 10:02 UTC 版)
「ゲラの戦い」の記事における「シケリア・ギリシア軍の作戦計画」の解説
カルタゴ軍はゲラの西側に野営しており、ディオニュシオスは三方向から同時に攻撃することを計画した。これを成功させるためには、タイムテーブル通りの正確な行動が求められた。カルタゴ軍騎兵は内陸部に、傭兵部隊は海側に、リュビア兵がその間に配置されていた。ディオニュシオスは南側の防御が十分でないと見て、上陸部隊を用いて南側から野営地を攻撃することが可能と考えた。そのために以下の作戦を立案した。 ディオニュシオスの弟のレプティネスが率いる数千人の軽歩兵がカルタゴ軍野営地南側の海岸に迂回上陸し、野営地南端を西側から攻撃する。 一方、4,000のイタリア重装歩兵は海岸に沿って進軍し、カルタゴ軍野営地南端を東側から攻撃する。 同時に、重装歩兵8,000とギリシア騎兵が野営地北側を攻撃する。 カルタゴ軍が側面攻撃に反撃するために兵力を南北に移動した時点で、ゲラの重装歩兵は西門から出撃し、ディオニュシオスの予備兵力と共に東側からカルタゴ軍野営地中央を攻撃する。
※この「シケリア・ギリシア軍の作戦計画」の解説は、「ゲラの戦い」の解説の一部です。
「シケリア・ギリシア軍の作戦計画」を含む「ゲラの戦い」の記事については、「ゲラの戦い」の概要を参照ください。
- シケリアギリシア軍の作戦計画のページへのリンク