サンヴァラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/07/22 22:36 UTC 版)
「タットヴァ (ジャイナ教)」の記事における「サンヴァラ」の解説
詳細は「サンヴァラ」を参照 サンヴァラ(Saṃvara)とはカルマの制御である。自己の解放あるいは成就の第一段階はカルマの魂への流入路を全て遮断し、カルマが今以上に蓄積しないよう気を付けることである。これがカルマの流入の停止、すなわちサンヴァラである。サンヴァラには二種類ある。すなわち精神的生活に関するもの(「バーヴァ・サンヴァラ」)とカルマの微粒子の移動を言うもの(「ドラヴィヤ・サンヴァラ」)である。この制御は自制心と、固着からの解放によって可能となる。戒律の実践、注意深さ、自制心、十種のダルマの順守、瞑想、様々な障害(飢え、渇き、情動など)の除去といったことを行うことで、カルマの流入を停止して活発なカルマによる汚染から魂を守ることができる。
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