サロメ (ティツィアーノ、プラド美術館)
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『サロメ』(伊: Salomè, 西: Salomé, 英: Salome)は、イタリアのルネサンス期のヴェネツィア派の巨匠ティツィアーノ・ヴェチェッリオが1555年頃に制作した絵画である。油彩。主題は『新約聖書』「マタイによる福音書」や「マルコによる福音書」で洗礼者ヨハネを殺したと語られているヘロディアの娘サロメである。ティツィアーノはサロメの主題で大きく3種のバージョンを描いており、本作品はローマのドーリア・パンフィーリ美術館に所蔵されている初期の『サロメ』から約40年後に制作された。もう1つは東京の国立西洋美術館のバージョンで、本作品から約10年後に描かれた。現在はマドリードのプラド美術館に所蔵されている[1][2][3][4]。
- ^ a b c d e f g “Salome”. プラド美術館公式サイト. 2021年6月6日閲覧。
- ^ a b c d e f g h 『プラド美術館展』p.148。
- ^ a b “Salome with the Head of John the Baptist (Prado title) / Salome (Wethey)”. Mapping Titian. 2021年6月6日閲覧。
- ^ a b “Titian”. Cavallini to Veronese. 2021年6月6日閲覧。
- ^ “Follower of Tiziano Vecellio, called Titian, A satyr embracing a nymph”. クリスティーズ公式サイト. 2020年6月6日閲覧。
- 1 サロメ (ティツィアーノ、プラド美術館)とは
- 2 サロメ (ティツィアーノ、プラド美術館)の概要
- 3 来歴
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