サブプライム危機からの回復(2009-)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 02:19 UTC 版)
「UBS」の記事における「サブプライム危機からの回復(2009-)」の解説
2009年までに行われた経営陣の交代や人員削減、新報酬制度導入などの経営改革により、UBSの経営は徐々に安定の兆しを見せた。新報酬制度の下で現金賞与の払出しの限度が規定され、最高経営陣は持株の75%以上を維持する事が定められるなど、資本を増強する策が講じられた。更に2009年4月、UBSはブラジルのUBSパクチュアルを資産運用会社BTGインベストメントへ売却する事を決定し、2009年9月、UBSパクチュアルの全株式は24.75億ドルでBTGインベストメントへ売却された。これらの資本増強措置により、UBSの経営は2009年夏までに安定し、スイス政府は6億フランの持ち株を売却して救済に要した額を取り戻した。2013年にはデジタル化に力を入れ、また持続可能性に特化したプラットフォームの提供を決定。翌2014年には「UBSと社会(UBS and Society)」となる。 米国の経済誌フォーブスが2007年3月29日に発表した世界企業ランキング「The Forbes Global 2000(世界優良企業2000社番付)」では、全業種通算で世界第9位にランク入りした(2015年には73位)。また、イギリス経済専門誌『ユーロマネー』においては、「グローバル・ベスト・プライベートバンキング賞」で2015年には2位、2014年には1位を受賞している他、2017年には西ヨーロッパ部門で「ベスト・バンク・フォー・アドバイザリー賞」を受賞している。
※この「サブプライム危機からの回復(2009-)」の解説は、「UBS」の解説の一部です。
「サブプライム危機からの回復(2009-)」を含む「UBS」の記事については、「UBS」の概要を参照ください。
- サブプライム危機からの回復のページへのリンク