サトウキビの収穫作業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 05:39 UTC 版)
「大東糖業南大東事業所の砂糖運搬専用軌道」の記事における「サトウキビの収穫作業」の解説
本線支線とも数百mおきにサトウキビの集積場があり側線とホームが設けられていた。サトウキビの収穫は11月から翌年の5月までで、作業は早朝から始まり前日から集積場の側線に留置されていた台車に刈り取ったサトウキビを満載させていく。そして機関庫を出発した機関車が台車を次々と連結していき、編成になると工場まで運んだ。各所から集められた台車は1両毎に計量をし、ハーベスタ台車は台車がのった軌道ごと傾けられ、サトウキビをベルトコンベアに落とし込んでいく。工場は24時間フル稼働のため工場内では機関車が夜通し台車の入換え作業をしていた。 また積み込み作業も時代とともに変化していき、当初は附近の畑で収穫したサトウキビをトラックに載せて集積場まで運び台車に積み込んだが、やがて台車をトレーラに載せトラクターが牽引してサトウキビ畑まで運ぶようになった。そしてハーベスタ(収穫機)により刈り取りと積み込みを同時におこなった。台車に満載すると集積場にもどりレールにのせられ機関車による集荷を待つ。ハーベスタの導入により、台湾からの季節労働者が約600人だったのが、韓国からの300人になり、やがて80人と激減した。
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