サッカーと草津温泉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 04:45 UTC 版)
Jリーグ2部リーグ(J2リーグ)のサッカークラブであるザスパクサツ群馬は、草津町と前橋市を中心とする群馬県全県をホームタウンとしている。1999年(平成11年)、前身にあたる群馬県社会人サッカーリーグ所属チーム「リエゾン草津」が存続の危機に陥った折、主に地元サッカークラブの協力を得て解体を免れているが、草津町および草津温泉旅館協同組合も手を差し伸べており、草津温泉としては、チームにとどまった4名の選手に草津温泉の宿泊施設などでのアルバイトを斡旋し、雌伏の時を過ごすための雇用環境を整えることなどで支援した。危機を乗り切ったチームは、2002年(平成14年)4月、「ザスパ草津」に改称し、草津温泉湯畑で発足式が催された。その名は、英語で「療養目的の温泉」を意味する「spa(スパ)」とチーム誕生の地である「草津温泉」に由来する。同年8月1日には、チームのマスコット「湯友」が誕生した。2003年(平成15年)2月5日には、草津町大字草津にて、株式会社草津温泉フットボールクラブ(草津温泉FC)が、群馬県社会人サッカーチーム「ザスパ草津」(現・ザスパクサツ群馬)の運営会社として設立された。 チームはその後躍進を遂げて、J2リーグのサッカークラブ「ザスパクサツ群馬」となった。クラブ名に含まれる「草津」の影が薄くなったのは、従来の名称では発祥地である草津の名が目立ちすぎて草津町という狭い地域のみがホームタウンであると誤解される怖れがあるため、これを避け、ホームタウンは群馬県全県であると訴求できるよう考案された新名称であった。 なお、草津温泉でのアルバイト雇用は、2020年(令和2年)現在もセカンドチームであるザスパ草津チャレンジャーズ(関東サッカーリーグ所属)によって続けられている。 関連事象の年表での記載位置(x2=2件あり) - 1999年、2002年(x2)、2003年
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