サギッテフォリア・バリエガータ-M2(Sagittiforia Var.-M2)
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ヘリックス種(Helix) サギッテはくさび形でフォリアは葉。それがこの親のバードフット型に着けられた名前。 サギッテフォリアの葉はくさび形ではない。実体と違うから誰でも迷惑と思う。 加えて様々な変異種を産み出すのだから「迷惑この上なし」と思う人も多いだろう。 しかしこちらは「くさび形の極小葉」だ。 これは変異種のなかでも成長が極端に遅い。したがって栽培は難しい。 枝分かれは激しく写真のように球状になる。 楕円で横幅が13センチほどになっている。このサイズになるまでに1年半かかった。 おもてから見た姿は葉がギッシリと詰まったボールのようだが、裏側を見ると光が届かないため枯れ葉がたくさんついている。 これは何本もの枝が密集したものと思うだろうがそうではない。1本の枝が上下左右様々な方向に枝分かれしている。 夏場に風通しの良い場所に置いて蒸れないように気を配ったが、病気が出なかったのは単に幸運だったとしか言いようがない。 せっせと枝を切り,風通しを良くして蒸れを防ぐと面白いものができそうだがこのような白斑の小葉は丈夫ではない。 これを増やせるかどうかは運まかせだろう。 これと似たような「極ミニ種」は他のアイビーにも時折現れる。しかしうまく育てるのは難しい。 今グリーン・リップル・ミニの中に現れた極ミニ種をテストしている。 これは葉が細いサンゴの枝のようなかたちで密集しているわりに風通しが良い。だから増やせるかもしれない。しかし速く増えるタイプではないので時間がかかるだろう。 (サギッテフォリア、グリーン・リップル・極ミニ参照) |
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